鈴木亮平さん「関西弁だと自然と〈兄やん〉に。素の自分でいられました」/花まんま
俳優 鈴木亮平さん
すずき りょうへい/1983年、兵庫県生まれ。2006年、俳優デビュー。以降、NHK 連続テレビ小説「花子とアン」、大河ドラマ「西郷どん」、ドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」「下剋上球児」など話題作に多数出演。22年「孤狼の血LEVEL2」で第45回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞。24年「エゴイスト」で第78回毎日映画コンクール男優主演賞をはじめ数々の賞を受賞。同年、第17回アジア・フィルム・アワードExcellence in Asian Cinema Awardを受賞。
身長2メートル近い高校生になりきったかと思えば、マスクをかぶって鍛え上げた肉体美を披露したり、病に苦しむ姿を見せたり。鈴木亮平さんといえば、その役柄のために変幻自在に姿を変える真摯さに心を打たれる人も多いはず。それが「ふだんの素に近い姿で演じられた」と語るのが、今作「花まんま」です。演じたのは、早くに亡くなった両親に代わって妹を守りつづける兄・加藤俊樹。舞台は大阪の下町なので、せりふはすべて関西弁です。今回の演技は
裸のような素の自分でいられました
「兵庫県出身なので、関西弁で話しているとより自分が裸になれる感覚がありました。幼いころからなじみがあるせいか、関西弁を話すとすぐにそのへんにいる『兄やん』に戻ってしまうんですよ」

「関西のノリが出てしまうんですよね。何かあれば突っ込まずにはいられないし、突っ込まれたら返さずにはいられない(笑)。俊樹として生きていると、スピーチにもナチュラルにボケを盛り込んでしまう。意識しなくても、自然とそういう感じが生まれるんです」

「保育園に向かう朝、父親と手をつないで歩いた道を覚えています。子どもながらに『父親と手をつなぐのっていいな』って思った記憶があって。いや、でもプールで迷子になった記憶もあるんですよね……どっちが古いのかわかんないな。でも手をつなぐほうがいい話だから、そっちが古いってことにしときましょうか(笑)」。
そう言って最後にしっかり笑いを入れてくれるあたり、さすが関西人の兄やんです。
鈴木亮平さんイチオシ!
みたらしだんご
週に2回は必ず食べます!ここ数年、どんな状況でも食べたいほど好きなのが「みたらしだんご」。「洋菓子より脂質が低いので、減量中でもなんとかやりくりして食べます。コンビニで売っている3本入りのものが好き。関西人なんで、たれは甘みが強いほうが好きですね。たわら形のだんごにたっぷりのたれがかかっているものや、だんごの中にたれが入っているものも好きです。ほんと、最高ですよね」。力説後に「そういえばみたらしも関西発祥で……」と、その起源についても教えてくれた鈴木さんでした。
これに注目!
「花まんま」

出演/鈴木亮平、有村架純、鈴鹿央士、ファーストサマーウイカほか
監督/前田 哲
脚本/北 敬太
原作/朱川湊人
『花まんま』(文春文庫)
配給/東映
第133回直木賞受賞の短編小説集を実写化。主人公は、両親を早くに亡くした兄妹、俊樹とフミ子。原作では、子ども時代の俊樹とフミ子を描いているのに対し、今作ではストーリーをふくらませ、兄妹が大人になったその後を描く。俊樹は父との約束を胸に、兄として妹を守りつづけてきた。妹の結婚が決まった矢先、封印したはずのフミ子の秘密がよみがえり……。
鈴木亮平さんからの直筆メッセージ

(『オレンジページ』2025年5月2日号より)
撮影/有坂政晴 取材・文/晴山香織 ヘア&メイク/Kaco(ADDICT_CASE) スタイリング/丸山 晃
●2025年3月現在の情報です。
