頼総統、西村元経産相と会談 海洋安全保障での連携強化願う/台湾
西村氏は3日に台湾に到着し、4日には南部・高雄市の廟で安倍晋三元首相の銅像と対面した。訪台は17年ぶりだという。
頼総統は、中国が近年、台湾海峡や東シナ海、南シナ海、日本海で軍事演習を行い、周辺国家に対して実際の武力攻撃には至らない「グレーゾーン」の行動を繰り返していることに触れ、地域の平和と安定を著しく破壊していると批判。中国の防衛ラインである「第1列島線」に共に位置している台湾と日本は連携を強化し、共に対応していく必要があると述べた。
西村氏は、経産相在任中に半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場建設が進められたことに触れ、台日の相互協力は半導体産業をさらに発展させ、より強力で強固なサプライチェーン(供給網)を構築できることだろうと述べた。
安倍氏が生前語っていた「台湾有事は日本有事」との言葉にも言及し、これを拡大解釈すれば「台湾有事は世界有事」だとの見方を示した。その上で、台湾海峡の平和と安定を維持するため、同志国や同盟国と緊密に連携し、このようなメッセージを明確に示すべきだと訴えた。
(葉素萍/編集:名切千絵)
