エスパ松崎快が“有言実行”。3発完勝の湘南戦で乾貴士と同等のクオリティを発揮。攻撃の新たなキーマンに
6節の京都戦(●1−2)後、松崎快が指摘した清水の課題だ。
2022年の夏に乾は清水に加入。以降、この元W杯戦士は攻撃面で抜群の存在感を示し、チームの主軸として活躍している。絶対に欠かせない最重要戦力だ。
ただ、だからこそ、敵のマークは乾に集中するし、負担も増大する。そこで、攻撃の新たなキーマンとして名乗りを上げたのが松崎だ。“乾頼り”の現状から脱却すべく「僕のプレーで乾選手の負荷を減らしたい」と息巻く。
3−4−2−1のシャドーで乾とコンビを組んだ松崎は、機を見てボランチと関わりながらボールを引き出してビルドアップの出口を作れば、巧みなターンやドリブルで相手を翻弄する。
守備でも献身的に動きつつ、1−0で迎えた28分には、マテウス・ブエノのスルーパスを受け、敵GKとの1対1を冷静に制して貴重な追加点をマーク。過去に乾が見せてきたものと同等のクオリティを発揮し、勝利に寄与した。
【動画】華麗な崩しから最後は松崎快が仕上げる!
「素晴らしいボールが来たので、流し込むだけでした」と自身の得点シーンを振り返る松崎は、ビルドアップに関しては「相手がどのくらい僕に付いてくるのかを見て、空いたスペースを自分が使うのか、他の人に使ってもらうかの判断は良くできたかなと。僕自身も、上手くタイミングを外せた」と手応えを口にする。
「(乾の負担を減らせていたように見えたなら)嬉しいです。ただ、敵陣の深い位置で乾選手がクリエイティブな能力を出しやすいように、もっと僕ができることもあると思います。ビルドアップも、ドリブルでの仕掛けも。あとは僕らシャドーが中盤に降りすぎず、高い位置を取り続けられるようなビルドアップも模索していきたい」
こうしたパフォーマンスを松崎が今後も続けられれば、乾へのマークも分散するはず。ふたりのアタッカーによる相乗効果に期待したい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
