日本種と思われていた台湾の養殖ハマグリ類、新種と判明 命名、学術誌で発表
同試験所が10日までに明らかにした。
試験所によれば、台湾に生息するハマグリ類として記載されていたハマグリ(学名Meretrix lusoria)やシナハマグリ(Meretrix petechialis)、タイワンハマグリ(Meretrix meretrix)は実は全てメレトリクス・タイワニカであり、誤って鑑定されていたという。
これまでは、台湾で養殖されている品種は日本から持ち込まれたハマグリの子孫だと思われていた。だが近年、淡水河で採取される野生のハマグリ類の数量が減少していることから、淡水区漁会(漁協)が試験所にハマグリ類の再生を依頼。稚貝の放流前に試験所の研究員がDNA鑑定を実施したところ、淡水河河口のハマグリ類と台湾でよく見られる養殖のハマグリ類のDNA配列がいずれもMeretrix lusoriaとは異なっていることが分かった。
淡水河で採取したサンプルを調べた結果、Meretrix lusoriaの形跡は一向に見つからなかったという。試験所は、日本統治時代に放流されたハマグリは環境に適応できず、生き残れなかったと推測している。
また、メレトリクス・タイワニカは主に台湾と中国大陸南部の沿海に分布しているのが確認されたという。
(曽以寧/編集:名切千絵)
