台湾初の生産履歴付き黒糖発売 脱炭素に配慮=農糧署

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(台北中央社)行政院(内閣)農業委員会農糧署は14日、台湾初の生産履歴付き黒糖の発売を記念した記者会見を台北市内で開いた。安全で二酸化炭素(CO2)の排出削減にもつながるとして購入を呼び掛けた。

農糧署は環境に優しい農業を普及させようと、2020年から台湾糖業(台糖)と協力し、自営農場から順次、生産履歴認証制度を導入してきた。同署によれば、台糖は昨年末、3885ヘクタールの耕作地で生産履歴の認証を取得し、生産履歴認証を受けた生産面積は今月8日までに9863ヘクタールに達した。台糖によれば、サトウキビの栽培に適した耕作地のほぼ全てで認証を取得しているという。

台糖は昨年、生産履歴付きのザラメ糖を発売。生産履歴取得前に比べ、売り上げは17%伸びた。生産履歴付き黒糖の発売はこれに続くもの。

農糧署の胡忠一(こちゅういち)署長は、生産履歴付きの台糖の国産砂糖は、防腐剤や色素が添加されている恐れがある輸入品に比べ、天然で安心だとアピール。また、地元で生産された商品は「フードマイレージ」(食料輸送距離)が小さく、CO2の排出が抑えられるために、CO2の排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルの実現にも寄与すると強調した。

(楊淑閔/編集:名切千絵)