新プロV1シリーズを藤田寛之、小平智らが即投入! 変わらないのがいいところ?
いつも黄色いボールを使っているはずの藤田寛之が、白いボールを使っている。気分転換かと思いきや、そのボールをよく見てみると、現行のタイトリスト『プロV1』とは矢印のデザインがちょっと違う。そう、23年モデルのV1シリーズが今週の「マイナビABCチャンピオンシップ」から登場したのだ。
新しい『プロV1』の矢印のデザインは鉛筆?【写真】
タイトリストのV1シリーズといえば、2000年の登場以降、世界のツアーでNo.1の使用率を誇る超人気ボール。当然勝ち星も多く、今年の4大メジャーもV1シリーズが独占した。
マスターズ覇者のスコッティ・シェフラー(米国)だけが『プロV1』、全米プロ覇者のジャスティン・トーマス(米国)、全米オープン覇者のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)、全英オープン覇者のキャメロン・スミス(オーストラリア)は『プロV1x』を使用。先週の米国男子ツアー「バターフィールド・バミューダ選手権」では、シーマス・パワー(アイルランド)が新『プロV1x』で優勝した。2年に1度モデルチェンジしており、現行が21年モデル、次は23年モデルとなる。
まだメーカーからは詳しい発表はないが、今週のツアー会場ではパッケージデザインのない白いボールの箱が選手たちに配られている。藤田だけでなく、ディフェンディングチャンピオンの浅地洋佑や小平智、矢野東、中西直人も早速今週から切り替えるようだ。
打感がソフトな『プロV1』と、しっかりめの『プロV1x』の2種類があるが、まずは『プロV1』を試した選手の感想を聞いてみよう。中西直人は「前回に比べて風に強くなりました。アゲンストで距離が落ちないですね。ドライバーの球の高さとスピン量が前回よりちょっと抑えられてランが出る。ラインを出す人にとってはすごくいいんじゃないですかね」と飛距離性能のアップを感じている。
また、グリーン周りでは「前回よりもスピン量が上がっているので至れり尽くせりだと思いました。ウェッジで打ったときの打感がしっかりしているので、小さいスイングで打てるメリットがある。めっちゃ楽ですよ。パターも明らかに音が高いし、しっかり感があっていい」とこちらも高評価だ。小田孔明も「パターの打感がやわらかい気がする。新しいボールはいい音がする」とパットの打音の変化を感じている。
一方で、浅地洋佑は「打ってみても前のモデルとあまり変わらない。性能は相変わらずいいです」と、違和感なく移行できた様子。「線が真っすぐになったから合わせやすくなりました」とボールの性能よりも鉛筆のような矢印になったデザイン面の変化を挙げた。
次に『プロV1x』を使用する選手たちの声を聞いてみよう。今大会でプロデビュー戦を迎える蝉川泰果は「僕が一番大事にしているのは弾道がよじれないこと。そこが好印象だったので、これから替えられるようにテストしていきたいです」と今週の投入は見送った。小平智は「飛ぶし曲がらないし止まるし、最高です」と変わらぬ性能の高さを感じて即投入を決めた。
矢野東も投入組だが、浅地と同じように「(プロアマで)18ホール使ってみたけど正直わからないです。ボールを替えたことすら忘れていました。打感もどうとか…わからないですね」と、あまり変わらないからすぐに切り替えられた感はある。
『プロV1』で多くの勝利を挙げてきた53歳の藤田寛之に聞くと、「よくわからないところがタイトリストのボールのいいところ」と答える。
「選手のフィーリングがあるわけですから、明らかに変わったらおかしいんです。いままでのフィーリングを損なわずに、選手が知らないところで性能がアップしているのが最高のボール。ボールの評価は、メーカーのボール担当が説明するのではなく、選手個々が決めるんですよ」。といいつつ「試合で使わないとわからない」と、藤田は久々に白いボールで初日のラウンドを開始した。
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