(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

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日本をサッカーW杯優勝に導く世界一のストライカーを育てるため、全国から300人の高校生フォワードを招集してスタートした”ブルーロック(青い監獄)”プロジェクト。299人のサッカー生命を犠牲にして誕生するのはエゴイズム全開の革命的ストライカー!? 史上最もアツく、最もイカれたサッカーアニメ『ブルーロック』が10月から毎週土曜日25時30分〜 ”NUMAnimation枠” にて放送中。
本作を盛り上げる漢気にあふれた熱血漢・國神錬介役を演じる小野友樹さんに、作品やキャラクターの魅力について語ってもらった。

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──まず原作コミックを読んだ感想からお聞かせください。

小野 「サッカー×デスゲーム」っていう、僕の好物同士を掛け合わせた作品で、コミックスのCMのナレーションにも参加させてもらいました。その当時から「アニメ化しねーかなぁ」ってずっと言っていたので、今回出演が決まってすごく嬉しかったです。

──小野さんが演じる國神錬介は、どんな人物でしょうか。

小野 点をとる、そしてスーパーヒーローになるという目標のために自分を追い込んでいく、その道の探求者です。その結果が本当に分かりやすく彼の身体作りや雰囲気にも現れていて、僕にとってはまぶしい存在ですね。
ただ一皮めくれば日常パートでみんなと一緒にふざけ合ったりお肉を奢ってくれたりと気のいい部分もあって、そんなところも好きだったりします。

──國神にシンパシーを感じるところなどはありますか?

小野 恐ろしいことに自分と違いがほとんどないんですよ。僕自身も國神と同じく「これ無理じゃね?」っていう困難や挫折に直面しても、「こっちならいけるかも?」とか「パワープレーならいけんじゃね?」みたいにいろいろ考えながら、決めた目標に向かって突き進んでいくタイプなので。先月は毎日3時間以上2万歩を歩くっていうバカみたいな目標を決めて、実際に60万歩を歩ききりましたからね(笑)。そんなところもあって、僕と國神は魂レベルで近い存在じゃないかなって思ったりもしています。

──自分とキャラクターを近付けるため、何かしていることなどありますか?

小野 國神を演じるにあたって、去年から身体作りをしていたんですが、それがいよいよ完成形に近づいてまして。今では体脂肪率が10パーセントを切りそうになっています(笑)。ただ筋肉は付けないトレーニングをしてますので、実質國神との違いは筋肉だけですね。そんな話をアフレコ現場でもしています。

──それはすごい! アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?

小野 今のところは和気あいあいとしています。まずは潔世一役の(浦)和希をひといじり、さらに僕がアフレコスタジオ間の移動手段を全部走りにしてるという話題でもうひと盛り上がり、みたいな(笑)。休憩時間はそれぞれが持ち寄ったネタで笑い合いつつ、いざ収録になったら集中して戦っていくといった感じの、そんなメリハリの効いた本当に部活みたい収録現場だなって思いました。”ブルーロック” らしいひりつく瞬間はまだまだこれからということで、そっちも今から楽しみです。

――これまでの現場で何か印象的なエピソードなどはありますか。

小野 僕としては、まず絵心の言葉を聞いてからじゃないと ”ブルーロック” で戦えないなって思ったんです。分散収録なので現場でスタッフの皆さんに相談させていただき、”ブルーロック” で最初に聞く絵心役の神谷(浩史)さんの演説を先に録っていただいて、その声を聞いた上で胸に宿った思いを元に駆け出して、國神を演じさせていただきました。

──キャストの意見を取り入れてくれるアフレコ現場だったんですね。

小野 わざわざ別のパートを先に収録して、それを聞いてからアフレコに入るなんて普通しないんですよ。でもこの現場ではこれが必要なんだっていう僕らの意図を汲んで、わがままを聞いてくれたんです。スタッフとキャストが一丸となってチームを仕上げてる感じがすごくあって、とても嬉しくなりました。

(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

──國神の演技について、監督や音響監督からはどのようなディレクションがありましたか?

小野 ベースとして國神は堂々と振舞うスケール感のある男ということで、最初はガッと力を入れて演じるつもりでいたんです。でも強い人間って周りが勝手に覇気を感じ取るだけで、本人は別に気合いを入れてるわけじゃないんですよね。なので、演じるにあたって「もうちょっと抜いてもらっていいです」ということを言っていただきました。

──國神以外の、お気に入りキャラクターは誰ですか?

小野 やっぱり潔世一ですね、声を担当してる浦和希も非常にエゴいですから(笑)。ぶっ飛んだ思考法や行動をしたりするヤバさをもちながら、ベースには葛藤や悩みをもった人間性がちゃんとあるキャラクターなんですよ。それらが共存するっていうところには潔の狂気を感じます。

──有力選手を全国から集めて ”ブルーロック” に監禁し、最強のストライカーを育成するという絵心甚八コーチの強化方針についてはどう思われますか?

小野 絵心の演説を見て「やられたな」って思いました。周りの状況がどうあろうと、迷いなく目の前にあるボールを蹴って点をとれる選手こそがストライカーなわけで、それが当然のように出来るイカれたエゴイストじゃないと、そのポジションにはたどり着けないっていうのはまさに真理だなって。小学校の時に先生から「点を取るやつはゴリゴリいけ」って言われてましたが、「そういうことか」と今になって分かった気がします。
出来ることなら高校生時代にまで戻って、絵心に ”ブルーロック” でいろいろ教えてもらいたいくらいですよ。多分メッチャ僕、ここに向いていると思いますし(笑)

──サッカー経験者である小野さんの目から見ても、面白い観点で楽しめる作品なのですね。

小野 読んでて「だからか!」って思うことがちょくちょくあるんですよ。僕は選手としてダッシュの初速は速いのに、途中で追い付かれることがよくあったんです。そうした選手毎のスプリント力の違いなんかも、この作品を読んでしっかりと理解することが出来たりして。サッカーをやってた頃を思い出しながら「あの時上手くいかなかったのは、こういうことだったのか!」と、今更ながら教えてもらえる作品です。

──今後さらに選手のふるい落としが苛烈になっていきます。小野さんとしては、國神にはどう成長していってほしいと思いますか?

小野 やっぱり目標であり夢である、スーパーヒーローを目指してほしいですよね。ただそういった目標を目指しているつもりが、いつの間にかねじ曲がってしまうこともあったりするじゃないですか。國神にはいつも正々堂々と真っ直ぐに前進することで、自分の納得出来る結果を手に入れてもらいたい。僕はそう願うばかりです。

──最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

小野 「観てくれい!」としか言いようがないですね(笑)。随所にわたって高い映像のクオリティ、すさまじい熱意、そしてエゴを感じる作品になっています。僕もいち視聴者として皆さんと一緒に楽しみたいと思っていますので、今後の放送もぜひご期待ください。

小野友樹(おの・ゆうき)
6月22日生まれ。フリー。「黒子のバスケ」(火神大我役)、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」(東方仗助役)、「シュート!Goal to the Future」(風馬成役)、「あんさんぶるスターズ!」シリーズ(大神晃牙役)、「グランブルーファンタジー」(グラン/ランスロット役)ほか。

※小野友樹さんの読み仮名を誤って掲載しておりました。訂正してお詫びいたします。

(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会