【深センIPO】インフルワクチン生産の華蘭生物疫苗股フェンが8日に公募開始、4000万株を発行予定
同社は2005年創設の民間企業。ヒト用ワクチンの研究開発、生産、販売を行なっており、これまでにインフルエンザウイルスプリットワクチン、4価インフルエンザスプリットワクチン、A/H1N1型インフルエンザスプリットワクチン、組み換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)、ACYW135髄膜炎菌多糖結合型ワクチン、A群C群脳膜炎菌多糖ワクチンなどを発売しているほか、新型コロナウイルス不活化ワクチン(vero細胞)、フリーズドライ鼻噴霧型組み換え新型コロナ弱毒化生ウイルスワクチンの前臨床研究を進めている。売上の構成比はインフルエンザワクチンが全体の90%以上を占めている。
一方で、インフルエンザワクチンへの業績の依存度が非常に高いことが経営上のボトルネックとなっている。また、2018年には100%だった4価インフルエンザスプリットワクチンのシェアが、他社の開発成功により年々縮小しており、今後のさらなる競争激化で売上や利益率が低下する可能性がある。主力製品の強みを活かしつつ、新型コロナを含む新たなワクチン開発で成果を出し、新たな優位性を獲得することが、同社がさらに成長する上での課題と言えそうだ。
2020年12月期の売上高は24億2632万元(前期比131.30%増)、純利益は9億2490万元(同146.45%増)。2021年1〜9月の売上高は13億9283万元(前年同期比25.71%増)、純利益は5億2816万元(同28.27%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
