【上海IPO】体外診断製品卸の合富中国が7日に公募開始、公募価格4.19元で約1億株発行予定
同社は2000年設立の中国企業と外資の合弁企業。医療流通分野の卸売業者で、国内外1000あまりのメーカーの体外診断試薬および消耗品約1万7000点を取り扱っており、中国本土の大病院をはじめ、中華圏の医療機関に卸している。また、放射線治療などの先進機器の販売代理業務も手がけており、アキュレイ、ティアサイエンス、ビューレイといったメーカーと提携している。同社が扱う体外診断製品は免疫診断、生化学診断、臨床検査、即時検査、分子診断、病理学、微生物検査、血液源安全モニタリングなどの分野に及び、体外診断製品の売上が全体の9割前後を占める。
同社は体外診断製品について特定のメーカーと敢えて代理契約を結ばず、幅広いメーカーの多様な製品を扱うことにより、各病院に対して調達先の集約化を提案、推進できる点を強みとしている。また中国国内の業界先発企業としてメーカー、病院それぞれに強力なチャネルを持っている点も強みだ。一方で、特定メーカーと代理契約を結んでいる同業他社に比べて粗利率が低い点がボトルネックとなっている。さらに、中国政府は医療制度改革による医療費の削減を長期的に続けており、同社が扱う製品の価格が下落して利益が減るリスクも抱えている。
2020年12月期の売上高は10億8902万元(前期比4.02%増)、純利益7255万元(同8.06%増)は2021年1〜9月期の売上高は8億9910万元(前年同期比18.56%増)、純利益は5375万元(前年同期比21.87%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
