カタール・ワールドカップのアジア最終予選B組の第7戦で、中国は日本に敗れたことでグループ2位突破の可能性が消えた。この試合を見た多くの中国人が「日本サッカーと中国サッカーの実力差は大きい」と感じたようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 カタール・ワールドカップのアジア最終予選B組の第7戦で、中国は日本に敗れたことでグループ2位突破の可能性が消えた。この試合を見た多くの中国人が「日本サッカーと中国サッカーの実力差は大きい」と感じたようだが、中国メディアの百家号はこのほど、「日中のサッカーの差はいったいどこにあるのか」と問いかけ、日本サッカーが強い理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、日本の子どもたちにはプロのサッカー選手になるうえで2種類のコースがあると紹介した。それは、プロクラブが運営する「クラブユース」経由と「高校サッカー」経由というコースだ。

 そして、日本サッカーが強い秘訣は、「高校サッカー」と大きな関係があると記事は分析した。全国高等学校サッカー選手権大会は1917年に始まっており、日本サッカー協会の設立より早いかったと指摘した。そして決勝戦には毎年5万人前後の観客を集めるほど盛り上がると紹介している。そして、クラブユースに所属していなくても部活動で目立った活躍をしたことでプロ入りした選手は多いと指摘した。

 この点で中国の環境は大きく異なっているという。サッカーをする子どもがいないわけではないが、どんなにうまくてもプロになることはあり得ないと指摘した。なぜなら、テストの成績が何より重視されるため、親も先生も子どもがサッカーを続けることに賛同しないからだという。そのためサッカーは趣味に留まり、「夢」とはなり得ないと説明した。

 記事は、「日本では能力と実力さえあれば高校生でもプロになれる可能性があり、青少年たちは夢を持ってプレーできる」と分析し、これが高校サッカーのレベルが上がり続ける要因だと分析した。同様の分析は、中国ではこれまでも多く行われているが、実際に改革するのは難しいようで、今のままでは中国サッカーのレベル向上はあまり期待できないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)