「ドラゴンボール」シリーズの北の界王役やナレーション、「タイムボカン」シリーズに登場する三悪の知恵者担当で「ヤッターマン」のボヤッキー役、「ゲゲゲの鬼太郎」の一反もめん役、「サイボーグ009」のギルモア博士役などで活躍した声優の八奈見乗児さんが2021年12月3日に亡くなったことが所属事務所・青二プロダクションから発表されました。90歳でした。

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八奈見 乗児 | 株式会社青二プロダクション

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八奈見さんは1931年(昭和6年)8月30日生まれ、東京都出身。「鉄腕アトム」や「狼少年ケン」など、テレビアニメの草創期から活躍しました。

1966年公開の映画から展開されたアニメ「サイボーグ009」では、00ナンバーのサイボーグたちを生み出した科学者・ギルモア博士役を担当。同作は複数回のアニメ映画化・テレビアニメ化が行われていて、八奈見さんは劇場版第1作(1966年公開)、劇場版第2作(1967年公開)、テレビアニメ第1作(1968年放送開始)に出演。その後、1979年放送開始のテレビアニメ第2作でギルモア博士役は富田耕生さんに譲り他の役回りで出演していましたが、1980年公開の劇場版第3作「サイボーグ009 超銀河伝説」では再びギルモア博士を担当しています。

また、1968年から放送された「巨人の星」では主人公・星飛雄馬の相棒である伴宙太役を演じました。



長く担当した役としては、1975年開始の「タイムボカン」シリーズに登場する悪玉トリオが知られています。悪玉トリオは、シリーズの作品ごとに別のキャラクターですが、小原乃梨子さん演じる女ボス・八奈見さん演じる参謀キャラ・たてかべ和也さん演じる怪力キャラという形が貫かれており、「タイムボカン」グロッキー役、「ヤッターマン」ボヤッキー役、「ゼンダマン」トボッケー役、「タイムパトロール隊オタスケマン」セコビッチ役、「ヤットデタマン」コケマツ役、「逆転イッパツマン」コスイネン役、「イタダキマン」ダサイネン役を担当しました。シリーズが1983年放送の「イタダキマン」でいったん終了したのちに制作された新シリーズでも三悪のポジションで出演。また、2008年放送開始のリメイク版「ヤッターマン」でもボヤッキーを演じています。



しかし、2015年放送の「夜ノヤッターマン」では悪玉トリオは喜多村英梨さん、平田広明さん、三宅健太さんに交代しました。

このほか、八奈見さんの声を聞く機会が多かった作品としては、あらすじを語るナレーションを担当していた「ドラゴンボール」シリーズが挙げられます。作中の役としてはブルマの父・ブリーフ博士や、ダジャレが大好きな北の界王などを担当しました。



2015年9月に病気療養のため休業を発表していました。