中国が挙国体制とも言えるほど力を入れて研究開発した国産ジェット旅客機「ARJ21」は、すでに中国国内線で運航している。海外輸出も念頭に置いているというが、こちらはあまり順調ではないようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国が挙国体制とも言えるほど力を入れて研究開発した国産ジェット旅客機「ARJ21」は、すでに中国国内線で運航している。海外輸出も念頭に置いているというが、こちらはあまり順調ではないようだ。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、「ARJ21」が直面している問題について紹介する動画を配信した。

 動画では、これまでの「ARJ21」の研究開発の歩みを振り返り、決して楽な道ではなかったことを強調した。しかし、数々の困難を乗り越え、2014年12月に中国民用航空局(CAAC)の型式証明を取得し、2016年に国内線を就航させているが、「米FAAの型式証明がまだ取得できていない」と指摘した。

 ARJ21を米国に向けて販売する場合は米国の型式証明が必要となるが、動画によると、ARJ21はFAA型式証明取得のために努力しているもののまだ取得できていないのが現状であると指摘し、市場ニーズの変化もあって大型の国産旅客機C919とCR929の方により力を入れていく方針だと伝えた。

 これに対し、中国のネットユーザーからは「ならば我々も米国に型式証明を出さなければいい」、「型式証明を出してくれないのだからどうしようもない。ボーイングの飛行を禁止するほかはないね」など、報復措置をとるべきとの意見が多く寄せられた。

 しかし、「コア技術を持っておらず、外国の技術頼みで組み立てただけの製品を外国が認めるわけがない」、「これは予想通り」など別に驚くことではないとのコメントや、「FAA型式証明が取得できなくても問題ない。国内需要だけで十分」と強気の姿勢を見せる人もいた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)