中国のQ&Aサイトにこのほど、中国人は「日本に対してどのような態度を取るのが正しいのか」と題するスレッドが立てられ、中国人が議論を交わしている。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国の間には戦争という悲しい過去もあるのは事実だが、今では国交正常化から約50年が経過し、経済的な結びつきは非常に強くなっている。中国のQ&Aサイト・悟空問答にこのほど、中国人は「日本に対してどのような態度を取るのが正しいのか」と題するスレッドが立てられ、中国人が議論を交わしている。

 日本に対する態度や見方は中国人自身にとっても悩ましい問題のようで、意見が分かれる結果となった。最も多かった回答は「両極端を避ける」というものだった。ある中国人ユーザーは、日本を盲目的に崇拝して「精神日本人」になるのも、「異常なほどの反日」になるのも両極端だと指摘した。「日本の良いところを学ぶことと感情は切り離すべきだ」と訴えるユーザーもいた。

 もちろん、「極端」な考え方のユーザーも一部いて、「日本が中国に友好的になっても一時的なので、信用してはいけない」と強い警戒感を示していた。また、日本を「永遠の敵」と断定したユーザーもおり、反日感情の強い中国人ユーザーもやはり一定数いるようだ。

 他には、そもそも「正しい見方や態度というものはない」、とスレ主の前提に異議を唱えるユーザーもいた。この中国人ユーザーは教師としていろいろな学校で教鞭をとってきた経験から、中国の教育に疑問を持ち、「子どもたちには、自分で考える力を身につけて欲しい」と伝えている。中国のエリート校の生徒たちは、みんな異口同音に「日本はかつて軍国主義だった」と言うが、軍国主義とは何か本当に分かって言っているのかと疑問に思うそうだ。実際の日本を知るには、「百聞は一見に如かず」で一度日本に行ってみるのが一番だと意見を述べている。

 いろいろな意見はあるものの、極論は比較的少ないようだった。大抵の中国人ユーザーが「過去の歴史は忘れないが、それとは切り離して日本と友好関係を築き、学べることは学びたい」と思っていることが感じられた。反日活動があった2012年頃と比べれば、中国人の対日感情は明らかに好転していると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)