日経BPコンサルティングの周年事業ラボが2020年に発表した世界の長寿企業ランキングによると、創業年数100年、200年ともに企業数で見ると日本が最多だったという。(イメージ写真提供:123RF)

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 日経BPコンサルティングの周年事業ラボが2020年に発表した世界の長寿企業ランキングによると、創業年数100年、200年ともに企業数で見ると日本が最多だったという。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「日本には老舗企業が多いのに、中国は非常に少ない」と紹介する動画を配信した。この違いがどこにあるのか、分析している。

 動画ではまず、日本と中国の企業の圧倒的な差を伝えている。社歴が100年を超える老舗企業は、中国にはわずか5社しかないそうだ。青島ビールを入れれば6社だが、これはドイツの​租借地だった青島でドイツ人が興した企業だ。これに対して、日本の老舗企業は3万社を超えている。

 なぜ日本と中国にはこれほどの差があるのだろう。記事は「封建社会において農業を重視し、商業を軽視してきた歴史があるため」だと主張した。これに加えて清朝の滅亡後は混乱期で日中戦争もあって災難が続き、戦後は文化大革命のためビジネスどころではなかったためとしている。

 しかし、より根本的な問題は「経営者の理念」にあるとした。中国では、手っ取り早く儲けたい経営者が、すぐに経営を多角化して失敗するケースが多い。また、最新の設備を導入しても従業員教育をおろそかにするという無駄も目立つとした。逆に、日本の成功は「技術重視」にあると称賛している。

 企業の創業年数は、日本と中国との違いをはっきり示していると言えるだろう。多くの中国人ネットユーザーは配信者の指摘に賛同し、「日本には匠の精神がある」、「個人の民度と関係がある」など、日本企業の強さに感服しているようだった。

 しかし中国企業もすごいという主張もあり、「ファーウェイの実力は、日本企業をしのぐ」と豪語している人も見られたが、世界一の寿命を誇る日本企業は中国でも一目置かれているのは事実のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)