日本を訪れた中国人が「過去にタイムスリップ」と感じる理由
また、日本はベンチャー企業の数が少ないため、経済にもダイナミズムが足りないと指摘した。かつてベンチャーと言われた企業も今や大企業となり、21世紀に入って有力なベンチャー企業はあまり誕生していないと伝えた。ベンチャー企業が少ないと新たなサービスや商品が生まれないと分析しており、この点で中国は、ドローンのDJIなど創業20年以下の若い企業が、世界シェアの多くを占めるようになっているとの違いがあると分析した。
さらに、日本は「ゾンビ企業」が社会の変化を阻害していると主張した。日本政府の振興政策が「中小企業の発展政策」と一緒になっており、支援の対象がベンチャー企業だけでなく、すでに斜陽産業となった分野の老舗中小企業にも向けられているという。この点で中国は、発展の見込みのある新興産業への支援が厚いとの違いがあると論じた。
このほか、日本企業はいまだにハンコやファックスを使う習慣が残っており、バブル経済崩壊後は社会全体が変化することに消極的になっているようだと観察している。それで記事は、競争の激しい国際社会で日本が生き残るためには、変化を恐れず積極的にベンチャー企業を支援し、新たな商品やサービスを推し進めることが重要だと記事を結んだ。
速すぎる変化は弊害も少なくないが、確かに日本は変化が遅すぎることも事実であり、しかもガラパゴス化する傾向がある。変化の速さという点では、日本も中国から学べる点があるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
