人間の脳に寄生する寄生虫の存在をハワイ保健局が旅行者に警告するなど、近年は寄生虫の被害が深刻化しています。しかし開頭手術の結果、脳から寄生虫であるサナダムシが出てきたにも関わらず「人生を祝い始めた」とめちゃくちゃハッピーになった女性が報告されています。

Woman relieved after ”brain tumor” turns out to be parasite | abc7ny.com

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Woman Had a Huge Tapeworm ”Egg” Encased in Her Brain. Why She’s Super Happy About It.

https://www.livescience.com/65624-brain-tumor-tapeworm-cyst.html

ニューヨーク在住の42歳の女性、レイチェル・パルマさんは、2018年1月頃から「突然コーヒーマグを落とす」「言葉を思い出せない」「故人に電話をかける」といった通常ではあり得なかった行動を取り始めるようになりました。何かがおかしい、と感じたパルマさんが病院を訪れ、MRIで脳スキャンを行うと、脳にビー玉サイズの腫瘍があることがわかったとのこと。何度も繰り返し行われた脳スキャンの後に、ニューヨークのマウントサイナイ病院に勤めるジョナサン・ラズーリ医師は、パルマさんに対し「生命を脅かす悪性の脳腫瘍を患っている可能性がある」と伝えました。

しかし腫瘍を切除する手術が行われたところ、医師らがパルマさんの脳から発見したのは腫瘍ではなく、なんと寄生虫・サナダムシだったそうです。

悪性の腫瘍だと思っていたものがサナダムシだったと判明したときの心境について、ラズーリ医師は「私たちは大喜びで拍手しました」「脳を切り開いてサナダムシを見た時、『最高!幸せだ!』という感じでしたね」と語っています。



by graceie

パルマさんが感染した嚢虫症は、ブタに寄生するサナダムシの幼虫の卵を飲み込むことを理由として発症します。卵がかえると幼虫は脳、筋肉、皮膚、眼球といった体内のさまざまな場所を動き回り、嚢胞を作り出します。幼虫は体内のどこでも移動することができますが、血液の供給が多い脳は特に好まれやすいそうです。

嚢虫症はサナダムシの卵がついた飲み物や食べ物を飲食することにより感染することがほとんどで、特にアジアやサハラ以南のアフリカ、ラテンアメリカでよくみられる病気です。この点、なぜ寄生虫がパルマさんの脳にたどり着いたのかは、パルマさんの記憶をたどってみても謎とのこと。パルマさんはアメリカ国外を旅行したことが一度もなく、未調理の生肉を食べたこともありません。しかしパルマさんは「疑問に思うのをやめて、人生を祝い、思いっきり楽しみ始めました。一瞬のうちに取り除かれてしまったのですから」と語っています。

医師らは「もし問題を引き起こしているのが腫瘍ではなくサナダムシだとわかっていたら、治療として抗生物質を大量に投与した」と語っており、サナダムシであれば開頭手術を行う必要はなかったと認めていますが、パルマさんは医師の診断や手術に不満を抱いていないと語っています。



by stevepb

「彼らが私の命を救ってくれたということについて、疑う余地はありません。彼らは私の人生を取り戻してくれたのです」とパルマさんは語りました。