ハリソン・フォード(写真:AFLO)

 タレントの高木美保が、ハリソン・フォードのプライベート写真を無断で撮影し、コメンテーターとして出演する10月26日の『羽鳥慎一 モーニングショー』(テレビ朝日系)で紹介したところ、ネットで炎上してしまった。

 番組で高木は、撮影したときの状況を振り返り、「気づいていたのは4人くらいしかいなくて。接写しようと近づいたら、(SPに)『No』。3回チャレンジしたが3回とも『No』と言われた」と後ろ姿しか撮れなかったことを悔しがった。

 ミーハーな中年女性ならではの言動とも言えるが、高木は東京新聞(2005年9月18日)のインタビューでイケメン好きを公言している。

 
『とくダネ!』(フジテレビ系)でキアヌ・リーブスをインタビューする機会があったという。だが自身の英語力が足りず、「いまひとつ英語でのインタビューに踏み切れないのが悔しい。しゃれたジョークくらい言えるようになりたい」と発言。

 さらに、「男は顔、女は愛を配る生きもの」とし、記者を困惑させながらも「国際的なイケメンマニアになりたい。イケメン大好き。断言します」と語っている。

 高木は女優出身だが、こうした当意即妙の発言には定評がある。結果、いまではコメンテーターとして活躍するようになったが、そのキッカケは何だったのか。高木は、湖池屋のHP上に掲載されたインタビューでこう述べている。

「女優業が肌に合わなくて、事務所にはちょっと休みますと言いました。その次の展開は考えていなかったんですが、司会業をされていた先輩にタレントをやるよう勧められ、ご自身が司会をされている番組で経験を積ませてもらいました。そのときに自分の言葉で喋って笑って、怒ったりするのが自由でとても面白いと感じたんです。女優は決められた台本に従って演じるもので、これは自分じゃないと思いました。タレントは自分の考えを自分の言葉でしゃべる事ができる。『これだ!』と思いました」

 別のインタビューで、高木は、子供のころは反抗的で、大人に何か言われると「なぜ?」という疑問が浮かび、なかなか素直に「はい」と言わなかったと語っている。

 女優時代、監督に「台本に泣くと書いてあるがここで泣くとは思えない」と質問して、煙たがられたという高木。コメンテーターという仕事は、彼女にとって天職なのかもしれない。