学生の窓口編集部

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1月27日放送、「Newsモーニングサテライト」では、驚きの新サービスについて。ベンチャー企業のフライヤーは、どんな本でも10分で読める長さに要約してくれるサービスを行う。最新の本からベストセラーまで、ビジネス書をわずか10分で読めるように要約してくれるのだ。IT企業に務める男性は、「要約を読んでから、本を買うかどうか選んでいる」とコメント。

ビジネス書の要約をしてくれる。フライヤーは会員数が6万人以上に伸びているサービスだ。企業は社員6名のベンチャー企業。経営コンサルタント出身の大賀さんが2013年に同僚と創業した。要約方法は、内容を大胆に凝縮。たとえば「アリババ 中国eコマース覇者の世界戦略」を要約する場合、前半の100ページをわずか5行でまとめる。必読ポイントは2ページをつかって印象的なエピソードはそのまま活かしてまとめる。要約だとしてもポイントの羅列になってしまわないように、面白さを残してまとめるのが特徴だ。

みすず書房の中林さんは、新刊を手にフライヤーを訪れたという。中林さんはトマ・ピケティの「21世紀の資本」を手がけた。フライヤーは要約を日本語版発売の1週間前に配信してくれた。それによって、ピケティブームの火付け役となったのだ。中林さんはスタートダッシュに与える影響は大きいといい、この要約によって次のベストセラーを狙っているとのこと。難解なピケティ本を見事に要約したフライヤーが、ピケティ本の大成功を後押ししたのだった。

フライヤー社の社員も大型書店には立ち寄る。そこで新刊や平積みをチェックして、要約する本を決める。2週間に1度の選書会議では、編集者や書店員、ITエンジニアなどの経歴をもつメンバーが、ビジネス書を持ち寄って要約する本を決める。そして本は1,2週間で要約され、社内の編集者の手によって校正される。

社長は本の魅力を伝える新しい仕組みを作りたいとの思いでこのサービスを開発した。スマートフォンで気軽に読めるフライヤーの要約は、気軽に読書する習慣を後押ししてくれる。生産性や知識の組み合わせによるイノベーションの源泉にもなり、本の要約は新しい可能性を秘めている。忙しい人が要約で読むだけでなく、新たな知の源泉にも活用できそうだ。