学生の窓口編集部

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12月18日放送、「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)では、暖冬が与える影響について。

ニューヨークから中継。エルニーニョ現象の影響等でセントラルパークの気温は19度と過去最高気温を記録した。温かいため、天然ガスの先物価格は1999年以来の低い水準となっている。燃費が節約できれば、消費は他のところに回る。また建設業では冬場も作業ができ、雇用者数が増加することが見込まれる。一方でマイナス面もある。冬物衣料の売れ行きが鈍り、暖房を使うことが減ったことで、電力やガスの生産がマイナス幅に落ちている。暖冬の経済全体の影響はトータルで見るとプラスになるものと見込まれる。

今年は暖冬で、平均気温が高い。暖冬は農作物の生産増減、少雪による水資源の不足、冬物衣料や暖房器具の売れ行き不振など、経済活動には大きな影響を及ぼす。暖冬はエルニーニョ現象が発生した年に起こるとされ、今年もエルニーニョ現象が観測された。だが正確な関連性はわかっていない。地球規模の気候変動や地球温暖化との関連で、全体的に暖冬傾向にあると見て良い。

冬野菜の育成が早まってしまうため、白菜や大根などの供給過剰になる場合がある。価格の下落につながる。一方でハウス栽培の燃料代が少なくてすむメリットもある。暖冬は一般的に夏の不作をもたらすとされ、あまり農家にとっては歓迎されていない。

また、雪や氷を観光資源とする観光産業が打撃を受ける。スキーなどのウィンタースポーツが雪不足のため不振となったり、競技の開催が延期になったり中止になったりする懸念もある。

生態系にも影響を及ぼし、熊などの冬眠する動物が冬眠せず、餌を求めて人家に出没したりなどして危害を加えるなどの懸念がある。また駆除されることによって生態系への悪影響も考えられる。熱帯系の外来生物などの本来冬を越せない生物が春まで生き残ってしまうため、生態系のバランスが崩れたりして人間の生活にも害を及ぼすおそれがある。
温暖化が進んで寒い冬がなくなると、アフリカの病気とされているマラリアや西ナイル熱など、熱帯性の感染症が、この日本で流行することなども懸念されており、暖冬は必ずしもいいものとは限らない。
平年より高い今年の気温だが、暖冬はすでにいろいろな影響を与えている。