「デートの歴史」のろしからポケベルに黒電話、デートの連絡手段の進化を見る
デートの連絡を取る手段、つまり通信技術は年々進化している。最近も進化のスピードは衰えず、携帯の通信速度も「3G」から「LTE」になり、さらに「PREMIUM 4G」になるなど、より確実にストレスを感じることなく連絡を取ることができるようになっている。

今回は、そんな通信技術の進化を原始時代から見てみたいと思う。それによっていかに現代の通信技術が素晴らしいかが分かるのではないだろうか。

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例えばこの、原始時代。スマートフォンどころか電話すら無い時代だ。
ではこの頃のデートの待ち合わせはどのように行ったのだろうか?





当時、離れた相手への通信手段は「狼煙(のろし)」だった。木の葉や枝を燃やし煙を発生させる。その煙により、愛する人にデートの日時などを伝えたのだ。今で言うスマートフォンが狼煙だったわけだ。



狼煙をあげる事で集合場所を相手に伝え、集合する。この時代のデートの一般的な待ち合わせ方法だ。



狼煙で連絡がつけば、マンモスでドライブデート。
マンモスは今で言えば高級車だ。もしも彼がもっと小さい動物で迎えに来れば「彼氏が自転車で迎えに来た」的な事を、洞窟の中でたき火を囲んだ女子会で言うに違いない。今も昔も女性の目は厳しいのだ。



デートにでかければ一緒に食事もする。この頃はお店がないので、お弁当がわりに自分たちで肉を焼くのだ。河川敷でのバーベキューに近いのではないだろうか。「リア充は肉を焼くのが好き」というのは今も昔も変わらない。

このように一見順調に見える原始人のデートだが、ひとつだけ大きな問題がある。



そう。雨が降ってしまうと唯一の通信手段である「狼煙」が使えないのだ。

「恋人と連絡が取れない」というのは今でもカップルのトラブルとして良く挙げられるが、それは原始時代でも変わらない。梅雨入りしようものなら雨が何日も続いて狼煙が使えず、連絡が途絶えてしまう。



雨で狼煙があがらない・・・



狼煙があがらないので、彼女は待ち合わせ場所も時間も分からない。大好きな彼氏から連絡が来ないのは女性にとって辛いこと。これが原因で別れた原始人は数知れずである。たぶん。




もしもスマートフォンがこの時代にあれば、このようなスレ違いは生まれなかっただろう。少し離れた場所にマンモス狩りに行っても、彼女と連絡を取ることができる。


ちなみに写真の、原始人彼氏が使っているスマートフォンNTTドコモの2015年夏モデル「XPERIA Z4 SO-03G」だ。

雨が降った事により狼煙は使えなくなったが、「XPERIA Z4」は防水仕様※1なので雨の中でも問題なく使える。
※1 防水性能IPX5/IPX8、防塵性能IP6Xに対応。

「LTE」より速い「PREMIUM 4G」に対応しているのも魅力だ。




さて、今度は原始時代から時間を進めて江戸時代を見てみよう。



江戸時代のカップルである。奥ゆかしさが存分にある時代であり、この武家の二人は好き合ってはいるものの、まだ手すらつなげずにいる。夫婦になりたいとお互いが思っているが、直接は「好き」と言えない。そのような時代だったのだ。



彼女に好きと直接伝えることができない理由はもう一つある。彼女の父親の問題だ。先も二人でいるところを怖い目で睨みつけていた。いつの時代も娘の父は怖い。



今ならばスマートフォンがあるので、そちらに電話をかければいいわけだが、この時代ではそうも行かない。父親の存在が問題だ。どうすれば彼女に連絡できるのか?



そこで彼は恋文を書くことにした。この時代の一般的な告白の方法だ。彼女への想いをしたため、矢の先に括り付けて送るのだ。つまり、「矢文」である。矢文はこの時代を代表する通信手段だ。





いきなり矢が部屋の中に飛び込んで来るので驚きもするが、モテる女性はなれっこであり、壁に空いた穴の数が女子力の高さを示していた。この時代のアイドルの家の壁は、蜂の巣以上の穴が空いていたかもしれない。





上記は矢文の成功パターンである。今と違い連絡先を登録するようなシステムはないので、毎回、自ら矢文を放つ必要があり、時には間違った場所に打つこともあった。



彼女への思いを綴った矢文が彼女のお父さんに届くこともあったのだ。モテる娘を持つ父ほど、矢文を受け取って投げ返す技術に長けていた。