タイでは21歳以上の男性に兵役義務があり、身長などの体格が基準を満たすかを調べる徴兵検査が、毎年4月に行なわれる。対象は男性。性転換手術を受けても戸籍上の性別は変えられない。ニューハーフたちも同様だ。

 検査を通過後にくじを引き、黒が出れば免除、赤が出れば2年間の兵役が決まる。兵役中は基地内の寮に住み、厳しい軍隊生活を送らなければならないため、赤くじを引いた途端に失神する人が続出する。

 今年は34万人超が参加し約10万人の徴兵が決まったが、“乙女”の方々のほとんどは見た目で判断され検査を通過できないそうだ。よって、くじで徴兵が決まる男性と比べ、ニューハーフはどこか余裕の表情だった。

※週刊ポスト2015年5月1日号