ドイツ黄金期の到来か、南米での欧州勢初Vにレーブ「誇らしい」
新たな歴史をつくった。1990年のイタリア大会以来、24年ぶり4回目のW杯制覇を達成したドイツ。南米大陸で開催されたW杯で、史上初めて南米以外のチームが優勝を飾った。
1930年のウルグアイ大会と1950年のブラジル大会はウルグアイ、1962年のチリ大会はブラジル、1978年のアルゼンチン大会はアルゼンチンが制してきた。今大会も南米勢が有利と見られていた中、準決勝で開催国のブラジル、決勝でアルゼンチンと南米の2強を連破しての世界一。ヨアヒム・レーブ監督は「南米で開催されたW杯で初めて優勝したヨーロッパのチームとなったことを誇りに思っている」と胸を張った。
「この大会では7試合を通して全チームの中でベストなパフォーマンスを見せてきたと思う。しかし、それは10年間の準備と努力があったからだ」。そう繰り返した指揮官は、長年チームを支えてきたベテラン勢をねぎらった。MFバスティアン・シュバインシュタイガー(29)、DFフィリップ・ラーム(30)、MFルーカス・ポドルスキ(29)、DFペア・メルテザッカー(29)の名を挙げ、「彼らはチャンピオンに値する。このチームはチャンピオンに値する」と力説した。
ここが終着点ではないことも分かっている。「これを続け、さらに成長していきたい」。そう語ったレーブ監督は「ドイツにはたくさんの若くて素晴らしい選手たちがいる」と続けた。
「(22歳の)マリオ・ゲッツェ、(25歳の)マルコ・ロイス、(23歳の)イルカイ・ギュンドガン…全員若い選手だ。トニ・クロースは24歳だ。たくさんの若い選手がいる。4年間あれば、もっと成長できる」
世界一になった直後に4年後を見据えたレーブ。スペイン時代の終焉を印象付けたブラジルW杯は、同時にドイツ黄金時代の到来を予感させる大会となった。
(取材・文 西山紘平)

