人口70億人を突破した地球の食糧問題を考える(2)食糧品が安い時代は、もはや終焉を迎えた――柴田明夫 資源・食糧問題研究所代表
国連の推計によれば、2011年10月末で世界人口が70億人を突破した。FAO(国連食糧農業機関)は、人口の急速な増加で世界的に食糧や水、エネルギー資源などの確保がこれまで以上に深刻になるとの見方を示した。
1950年に25億人だった人口は60年間で3倍近くになった。人口増加が経済に与える影響には二面性がある。これを働き手としてみれば、経済成長を押し上げる要因でむしろ好ましい。一方、人口を「クチ(口)」、すなわち食料やエネルギーの消費者としてみれば、消費は人口が増加するだけ消費量も増大することになり、いずれ地球の成長の限界に直面することを示唆するものである。

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