拾ったiPhone4sで自分の顔を撮影した女性の画像データがiCloudによって自動転送され、腹を立てた持ち主がネット上に画像を晒(さら)すという出来事が中国・江蘇省で発生した。中国国際放送局が伝えた。

 同省南京市の外国語学校に通う10代の女子学生は、数日前に自身のiPhone4Sを紛失した。警察に届け出たうえで拾い主が名乗り出るのを待っていたところ、iCloudサーバーに自分のiPhoneで撮影された300枚以上の見知らぬ女性の顔面ショットが転送されてきた。

 警察に届けずに勝手に自分のiPhoneを使われた女子学生は腹を立て、4日夜に画像を中国国内のSNSサイト「人人網」に公開した。すると、ネット上でちょっとした騒ぎとなり、画像が人人網内や微博(ウェイボー、中国版ツイッター)に拡散していった。騒ぎが大きくなったことに驚いた女子学生は5日に画像を削除するとともに、画像の転載をやめるよう呼びかけた。

 女子学生は、画像を晒(さら)した動機について「大事なデータが入っていて焦っていたので、怒りにまかせて載せてしまった。浅はかだった」と反省の弁を述べた。そして「なくしたものはなくしたもの。期末試験に集中しなければ」と語り、これ以上紛失iPhoneを探さないつもりであることを明かした。

 中国国内のネット上ではiCloudをサポートする最新のiOS5.0.1を持つiPhone4sの防犯性の高さに感嘆する声が上がるとともに、落とし主と拾い主の行為について引き続き議論が繰り広げられているようだ。(編集担当:柳川俊之)