【韓国ブログ】中国人留学生、「韓国にはなぜ嫌中との言葉がないのか」
2010年度における韓国の外国人留学生は8万3842人で、そのうち68.9%が中国人留学生だった。中国人留学生は2003年の5600人から2010年には5万7783人となり、7年間で10倍まで増加した。韓国人ブロガーのキリンKMG(ハンドルネーム)氏は、韓国で修士の学位を受け、今は社会人となった中国人留学生の韓国学校での体験談を記した文章を、自身のブログで紹介した。以下は、その内容。
中国は詰め込み教育が強い国だ。簡単に説明すると、私は韓国へ行く前まで、中国の教科書の内容と先生が講義するすべての内容が100%正しいと思った。だが、韓国で留学生活を過ごしながら、韓国の学生たちが果敢に教科書の内容を批判したり、教授の意見に対しても反発する姿と、その意見を寛大に認める教授の姿を見て、衝撃(しょうげき)を受けた。この衝撃は、私に新鮮さを与え、早く適応できた。
しかし、特定の問題については、「ほかの意見」に対する「寛大さ」が見つからなかった。特定の問題とは、中国の「東北工程」と「メラミン波動」、オリンピック報道などである。こういう敏感な問題についての韓国人の見方や意見に対し、中国人留学生たちが反発する場合、「嫌韓」として烙印(らくいん)を押されるのが普通だ。
韓国で勉強したことがある中国人留学生であれば、韓国人たちが中国や中国人に対して批判することを1回ぐらいは聞いたはずだ。このような韓国では、なぜ「嫌中」という言葉がないのか理解しがたい。率直にこの文章を書いている今でも、読者たちが私を「嫌韓」と判断するだろうと思うと、恐ろしい。
韓国に良い人と悪い人がいるように、中国にも良い人と悪い人がいる。誰かの目に映った1人の中国人のイメージが利己的だとしても、全体の中国人が利己的であるとは言えない。なぜ韓国で留学している私たちが、まるで罪でも犯したように周囲の目や顔色に気にしなければならないのか分からない。韓国の人びとが中国に対する偏見を持つようになると、韓国で勉強する中国人留学生に返ってくるのは、精神的被害と傷だけだ。
中国は単一民族国家の韓国とは違って、56個の民族が中国の各地域で生活している。すなわち中国人は民族や生まれた地域、居住地によって文化と生活習慣、考え方も異なる。さらには、韓流ブームも各地によって差があるため、一部中国人の間違った言動で、中国人全体を判断してはいけないと思う。(編集担当:永井武)
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