「豊臣兄弟」初大河の倉悠貴“大役”官兵衛役に「最初は不安」も…仲野太賀に感謝“半兵衛との対比”意識
俳優の仲野太賀(33)が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)は21日、第24回「軍師官兵衛!」が放送され、第6章「播磨攻略編」が完結。俳優の倉悠貴(26)が大河初出演で挑む天才軍師・黒田官兵衛の“誕生”が描かれた。倉からコメントが到着。2014年の大河「軍師官兵衛」の主人公にもなった“大役”に「やはり最初は不安がありました」などと胸中や役作り、撮影の舞台裏を明かした。
<※以下、ネタバレ有>
NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの八津弘幸氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ通算65作目。“天下一の補佐役”豊臣秀長を主人公に、豊臣兄弟の絆と奇跡の下克上を描く。兄・豊臣秀吉役は俳優の池松壮亮が演じる。
倉は19年に俳優デビューした若手実力派。「おちょやん」で朝ドラ初出演を果たし、ヒロイン・竹井千代(杉咲花)の弟・竹井ヨシヲ役。“朝ドラ史上最低の父”と呼ばれる竹井テルヲ役を演じたのは「ウルフルズ」のボーカル・トータス松本で、今作は黒田官兵衛(倉)&荒木村重(トータス)と関係性を変えての“再共演”となった。
昨年度前期「あんぱん」で2回目の朝ドラ出演を果たし、主人公・若松のぶ(今田美桜)の高知新報時代の同僚記者・岩清水信司役を好演したのも記憶に新しい。
今回は、豊臣兄弟の心強い味方となる軍師・黒田官兵衛役。織田と毛利の勢力争いの前線・播磨で小寺家に仕えていたが、羽柴秀吉が播磨攻略を任されたことを機に、率先して秀吉の配下に入る。稀代の軍師・竹中半兵衛(菅田将暉)に対抗心を燃やした。
――役作りについて。
「官兵衛はとても人気がある人物です。大河ドラマ『軍師官兵衛』では主人公として描かれたこともありますから、やはり最初は不安がありました。これまで官兵衛が描かれた作品をいくつか拝見しましたが、そのイメージにそのまま乗っかるのは違うなと感じていて。今作では官兵衛の若い頃から描かれることもあり、一般的に知られる冷静沈着で静かに闘志を燃やす姿とは少し違い、割とアグレッシブに動く人物になっていたからです。野心を持つ人物でもあるので、策を語る場面では、人を見下しているわけではないのですが、ふと笑みがこぼれてしまうような瞬間を、シーンによっては意識的に入れています」
――主人公・羽柴小一郎について。
「秀長と官兵衛の関係性は、これからさらに面白くなっていくと思います。血を流すことを避けたい秀長に対して、官兵衛は多少の血は流れても仕方ないと考えている。アプローチは全く違いますが、目標は一緒なので、協力し合える関係だと感じています」
「僕は今作が久しぶりの時代劇でしたが、官兵衛はとてもセリフが多い上、時代劇の言葉になかなか口が馴染まず、よく噛んでしまって…。そんな時、太賀さんが来てくださって“みんな最初はそうだったし、時間はかかるだろうけど気にしなくていいよ”と声を掛けていただいたんです。とても安心しましたが、同時に不甲斐なく、悔しくもありました。仲野さんは役への情熱はもちろん、作品作りに対する姿勢もクレバーで、とても尊敬しています。食らいつくのに必死な毎日ですが、刺激的で本当に楽しいです」
――竹中半兵衛との対比について。
「半兵衛との違いは、しっかり見せたいと思いました。官兵衛は半兵衛に対して強いライバル意識を抱いていましたし、野心のある若者でもあるので、その対比は大事にしたいなと。淡々としている半兵衛との違いを出すために、例えば自分の策を話している時は“自分はこういうことを考えているんだ、凄いでしょ”といった、どこか子どもが年上の人に自慢するようなイメージを持ちながら演じていました。ある意味、自分のことだけを考えている人なんだと思います(笑)」
「ただ第24回で“どうか、今一度、わたくしを仲間にしてくださりませ!”と秀吉たちに訴える台詞にもあるように、少しずつ素直になっていく過程は魅力的だと思いました。そんな少年漫画的な展開も『豊臣兄弟!』の大きな魅力の一つだと感じていますし、半兵衛亡き後の官兵衛の変化も楽しみに見ていただけるとうれしいです」
