起床後17時間で酒気帯びと同じ作業効率になる…デキる人が頭の冴えた午前中に片付ける仕事の中身
※本稿は、高田晃『とにかく早起き 自分を変える一番大事な習慣力』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

■朝の可処分時間を増やす朝食メニュー
朝の可処分時間をできるだけ多くするには、身支度にかかる時間の短縮も重要です。
たとえば、「今日は何を着ていこうかな」などと、朝になって着る服に迷うぐらいであれば、前日に着るものを決めておくようにしましょう。
朝食も、毎朝いちいち何を作ろうかを考えていると時間がもったいないので、私の場合は「納豆ご飯+味噌汁+前日の残りもの」を基本パターンにしています。栄養面で考えても、これで十分です。
また、私は髪の毛のスタイリングに時間をかけたくないので、3週間に1度という比較的短めの頻度で美容室に行くようにしています。髪が伸びすぎると寝ぐせがつきやすく、スタイリングに手間取るのが嫌だからです。
毎朝髭を剃るのが大変だという男性であれば、いっそのこと髭脱毛してしまうのもありでしょう。もちろん費用がかかってしまいますが、かなり有効な投資だと思います。
同じようにメイクに時間がかかるという女性の場合なら、まつ毛パーマをかけるなど、工夫の余地はいくらでもありそうです。
こうした工夫と投資によって、朝の時間をさらに効率化できないか、ぜひ考えてみてください。
■朝6時過ぎに自宅を出ると一石二鳥
私は会社員時代、朝6時過ぎには自宅を出て、7時前には会社近くの早朝から営業している喫茶店で過ごしていました。
私のような都心に住む人間にとって、朝早く家を出ることの最大のメリットは満員電車に乗らなくて済むことです。
リモートワークが浸透したとはいえ、今もなお出勤が求められているという方は多いでしょう。
満員電車は必要以上に移動のためのエネルギーを奪われるだけでなく、精神的にもイライラした状態から1日の仕事をスタートさせることになるので悪いことずくめです。
しかし、朝早く自宅を出れば電車は空いていて、路線によっては座ることもできます。
座ることができれば、読書や勉強をするなど移動時間をより有効活用できるようになりますので一石二鳥です。
私は、空いている電車で通勤し、早朝から営業している行きつけのカフェやファミレスといった「朝専用のサードプレイス(自宅、学校、職場とは別の居場所)」を活用することをおすすめしています。
こういったお店で朝時間を過ごすメリットは、周囲に適度な雑音があるのでかえって集中しやすくなる点にあります。
また、朝早い時間帯だと、思いのほか勉強や作業をしている人が多かったりしますので、そのような人たちにどこか勇気づけられたりもします。
人によっては、自宅よりもお店で勉強や作業をするほうが集中できて、インスピレーションを得やすいということもあるでしょう。
朝の時間を過ごすときの選択肢として、自分なりのサードプレイスを開拓してみてはいかがでしょうか。
■生産性の高い「午前中」を長くする方法
よく「朝の1時間は夜の3時間に匹敵する」と言われますが、長いこと朝型生活をしてきた私の実感としても、これは納得できるところがあります。
脳科学や睡眠医学からすると、人は眠っている間に前日の記憶を整理して戸棚にしまい込む睡眠をとるため、朝起きたときが、1日のなかで一番頭がスッキリしている時間帯と言われています。
こうしたことを踏まえると、早朝から昼にかけての午前中は、「午前中」を長くする工夫企画や資料作成など頭を使う仕事、アイデアを練るなどクリエイティブな作業に最適だと考えています。

私もこれらを早朝から午前中にスケジューリングしています。
そのため、SNSのチェックや投稿といった行動はなるべくこの時間帯にもってこないようにするなど、生産性の高い午前中の時間帯にやるべきことを常に強く意識しています。
また、ひとつの工夫として、昼食は一般的なランチタイムからは少し遅めの13時過ぎにとるようにしています。
これは単にお店の混雑を避けるためだけでなく、眠気が襲ってくる昼食後の時間をできるだけ遅らせることで、午前中のクリエイティブな時間を長めに確保したいからでもあります。
仮に1時間お昼休憩をとったとして、14時ごろからもうあと1〜2時間業務を頑張って、その日の仕事は終わり。こんな流れが私の1日の典型的なパターンです。
■仕事は、起床後12〜13時間をめどにする
厚生労働省は『健康づくりのための睡眠指針』によると、人間が十分に覚醒して作業を行うことができるのは、起床後12〜13時間が限界であり、起床後17時間以上で作業を行うことは、酒気帯び運転と同程度の作業能率に低下すると発表しています。

朝4時台から活動している私の場合であれば、夕方17時ごろまでが限界ラインであると考えると、ちょうどいい切り上げ時だと思っています。
ぜひ午前中にクリエイティブな仕事を入れるよう、あなたのスケジューリングにも取り入れてみてください。
■人生を大きく変える「1390円のアイテム」
私は、読書ほど費用対効果の高い自己投資はないと思っています。
ビジネス書であれば、おおむね1冊1500円から2000円前後です。この程度の投資額で著者のもっている知識や経験を学べるのですから、こんな安い自己投資はほかにありません。
ちなみに、私が20歳のときに読んで、自分に多大なる影響を与えた本の値段は1390円でした。たったこれだけの投資で、自分の人生を大きく変えてしまう可能性を秘めているということです。
自分の勘や考えだけで生きていこうとするよりも、読書によって先人の知恵や経験を取り入れながら生きていくことのほうが、人生をより豊かにしやすいことは自明です。
そのようなことから「読書は最高の自己投資である」という考えのもと、私はときに年間200冊ほどの本を読み、そこで得た学びをビジネスや私生活に活かすようにしています。
それもあってか、「多忙なのに、一体いつ本を読んでいるんですか?」と聞かれることが非常に多いのですが、その質問への返答としては、やはり「朝です」ということになります。
■朝の15分が大きな変化をもたらす可能性
早朝はインプットに適した時間帯です。
そのため、先の記事で紹介したモーニングルーティンである「夢活」の中のひとつとして、読書を加えることを強くおすすめしています。

頭がさえた時間帯での読書であることから、ただ本を読み進めるだけでなく、何か新しい発想やアイディアがひらめくケースもしばしばあります。
1日30分、それが難しいなら15分だけでも構いません。
毎朝インプットするという習慣が、今後のあなたに大きな変化をもたらすことでしょう。
なお、ただ本を読んで終わりにするのではなく、読書を血肉にするための方法については、拙著『メモで自分を動かす全技術』(明日香出版社)の中で詳しく紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。
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高田 晃(たかだ・あきら)
一般社団法人 日本手帳マネージメント協会 代表理事、ラグランジュポイント 代表取締役社長
大手前大学 通信教育部非常勤講師。日本プレゼンテーション協会(JPA)認定プレゼンター。専修大学を卒業後、2006年インターネット広告最大手(株)オプトに入社。その後、営業マネージャーやグループ会社の立ち上げを経て、2013年に独立。マーケティングコンサルタントとして中小企業支援に従事する他、商工会議所など全国各地の各種団体で年間100回以上の登壇数を誇る人気セミナー講師としても活動する。また、2019年からは「手帳で人生をデザインする」を標語として掲げ、キャリア形成・独立起業・習慣化・自己改革など、手帳によって人生を設計してきた約20年にわたる自らの経験をベースに、その方法論をコーチングやセミナーを通じて発信。YouTubeチャンネル「手帳の強化書」で、手帳術に関する情報を発信中。
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(一般社団法人 日本手帳マネージメント協会 代表理事、ラグランジュポイント 代表取締役社長 高田 晃)
