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 ◇競泳日本選手権第1日(2026年6月4日 東京アクアティクスセンター)

 8月のパンパシフィック選手権(米アーバイン)の追加選考会を兼ねて行われ、男子100メートル平泳ぎはカリフォルニア大バークレー校在学中の岡留大和(20=インターナショナルSC)が派遣標準記録を切る59秒11で制し、代表に決まった。

 端正なマスクに耳にはダイヤのピアス。身長も1メートル80台後半とモテる要素を満載した“逆輸入スイマー”が、2年半ぶりという日本国内のレースを制した。決勝では3月の日本選手権で平泳ぎ3冠を達成した高校3年の大橋と競り合い、前半の0秒42差を逆転。「うれしい。ターンで(大橋)信が見えて、いけると思って落ち着いて泳いだことで最後は勝てた」と振り返った。

 日本とは異なる競技環境を求めて高校卒業後の24年8月に渡米。普段の練習はヤードプール(約22・86メートル)が中心で、壁を蹴る回数が多いために自然に脚力が磨かれた。加えてウエートトレーニングにも積極的で「まだ米国に行って2年だが、体が違う」と体重94キロの強靱(きょうじん)なフィジカルが最後の推進力を生み、大橋に競り勝った。

 五輪にはあまり興味を示さず、「競泳人生の最終ゴールはNCAA(全米大学体育協会)王者」ときっぱり。「僕って変なんだと最近気づいた」という20歳に、にわかに注目が高まってきた。

 ◇岡留 大和(おかどめ・やまと)2005年(平17)7月3日生まれ、千葉市出身の20歳。東邦大東邦中・高を経て24年8月にカリフォルニア大バークレー校に入学。水泳は4歳で始め、23年に100メートル平泳ぎでインターハイ優勝、世界ジュニア選手権では銀メダルを獲得した。