日本代表練習で部分合流している鈴木。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 三笘薫不在の左シャドーの有力候補──。そのひとりが、鈴木唯人(フライブルク)だ。“10タイプ”のアタッカーで推進力とテクニックを兼備し、安定感も抜群。今回のワールドカップでブレイクしそうなタレントだが、気掛かりは右肩の状態だ。

 5月3日のヴォルフスブルク戦で鎖骨を骨折し、一時はワールドカップのメンバー入りも危ぶまれた。結局26人枠に選ばれたものの、コンディションは万全ではない。実際、5月25日からスタートした日本代表合宿でもフルメニューをこなせていない。

 練習3日目の5月28日も、接触プレーが避けられないミニゲームには不参加。別メニューで調整していた。それでも、本人に焦りはない。

「オランダ戦(グループリーグ初戦)に間に合わないなら多分選ばれていません。そこまでに100%まで持っていける判断で選出されたと思っているので。今やれと言われたらできる感覚はあります。怖くもないので」
 
 今は「メディカルから止められているので、無理せず言われたことを守っている感じ」だが、「焦らず上げている」段階だ。ワールドカップの初戦まで2週間以上あるので、“完全体の鈴木唯人”になるのも時間の問題だろうか。

 三笘の代役という意識はない。

「三笘選手が入っても入らなくても、自分がやれることをやる」

 鈴木唯人は鈴木唯人。自分らしさを貫いたまま自身初のワールドカップに挑む。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】あの時、君は若かった…厳選写真で振り返る北中米W杯日本代表メンバー26人の“ビフォーアフター”!