使用済みバットやボールを箸や名刺入れに 大和の事業所、「野球×福祉」掲げ

「野球×福祉」を掲げる就労継続支援B型事業所が大和市内にある。軟式野球の競技普及に努める団体を運営母体とする同事業所「SWBC JAPAN」(同市大和南)は4月に開所し、使われなくなったバットやボールなどの野球道具を利用者が新たな工芸品に生まれ変わらせている。代表の高橋優さん(48)は「『ありがとう』と言い合え、障害者と共に生きていく社会にしていきたい」と思いを語っている。
5月上旬の昼下がり。同所を訪れると利用者らは黙々と机に向かい、真剣な表情で折れたバットを材料に箸や名刺入れなどを作っていた。紙やすりを用いた、細やかな手作業だ。
「毎日が希望。利用者さんに会える日々が本当に楽しい」と笑顔を見せる高橋さん。今月行われた市内最大級のイベント「大和市民まつり」に初出店し、地域の人々に向けた販売の機会を設けたばかり。精神障害や発達障害があって雇用契約を結ぶことが困難な利用者が“主役”になる場が生まれた。
