横浜戦で逆転勝ちも、チームに奮起を促した鈴木。(C)SOCCER DIGEST

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[J1百年構想リーグEAST第16節]横浜FM 1(4PK5)1 鹿島/5月10日/日産スタジアム

 鹿島アントラーズは5月10日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第16節で横浜F・マリノスと敵地で対戦。1点ビハインドのまま迎えた後半アディショナルタイムに、レオ・セアラの得点で追いつくと、PK戦5−4で逆転勝利を収めた。

 必ずしも盤石の試合運びではなかった。鬼木達監督も、「前半はなかなか前進することも難しかったですし、風の影響も多少ありましたけれども、それよりも自分たちの動きの質、パスの質、そういうところで相手を上回れなかった」と言及した。

 ボールを保持しながら、高いラインを保つ相手の守備陣の裏のスペースを狙ったものの、オフサイド6回、シュート6本に抑えられるなど、横浜FMの対策に苦戦した感は否めない。

 4−4−2の左サイドで先発し、師岡柊生とポジションを入れ替えて2トップの一角も担った鈴木優磨も、自分たちの課題を以下のようにコメントした。
 
「やっぱり(相手最終ラインの裏に)抜ける選手と同じくらい、止まる選手っていうのが大事。そうじゃないとギャップっていうのはできない。(チームの狙いでもある)裏に抜ける狙いを真面目に繰り返しているけど、一生懸命裏にしか抜けていない」

 裏を狙う動き一辺倒になってしまっては、相手守備陣も対策しやすくなる。

「難しいですね。今日は言われたことしかしなかったサッカー。相手を見ながらやらないと…」と語る背番号40は、「(自分の動きに対して)相手はどういう動きを見せるのか、試合でやりながら修正していくのがサッカーの楽しさだと思う」と、駆け引きの重要さを呼び掛けた。

 上手くいかないゲームではあったが、それでもワンチャンスをモノにし、PK戦の末に白星を奪うなど、勝ちながら修正し続けられるのが今の鹿島の強みでもある。横浜FM戦で浮かび上がった課題を乗り越え、百年構想リーグの王者に輝けるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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