次男は遠いところから、家族みんなで来てくれたのに…(写真:stock.adobe.com)

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時事問題から身のまわりのこと、『婦人公論』本誌記事への感想など、愛読者からのお手紙を紹介する「読者のひろば」。たくさんの記事が掲載される婦人公論のなかでも、人気の高いコーナーの一つです。今回ご紹介するのは和歌山県の70代の方からのお便り。義父の十七回忌、長男が1人で来ると言うので、長男の妻に直接声をかけたところ――。

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法要で息子とひと悶着

義父の十七回忌を、長男と次男、そして夫の弟夫婦に連絡した。いろいろ予定もあるだろうからと、何ヵ月も前のことである。

義弟は、親の法要だからか夫婦2人で参加。5人家族である次男は、義父のひ孫にあたる孫3人を連れて一家全員で来てくれた。長男は一番近いところに住んでいるが、家族4人のうち参加したのは長男1人だけ。

法要の1週間前、長男に「結局、何人で来てくれるの」と聞いたら、自分1人だと言われた。ほかの家族の出席率を知っていたので、よかれと思って妻のAさんにLINEで「もし都合がついたらお参りしてあげて」と送信。

すると、本人からではなく長男から、不愉快だと言わんばかりの連絡が届いた。しかも、いつもはそっけなく「了解」くらいしか返信してこないのに、ものすごい長文。

内容は、「1人で行くと言ったのになんでまた連絡してくるのか」と。さらに続けて、「今どき十七回忌なんて行わない家が多い。三回忌や七回忌で終わるのが普通だ」というものだった。

とてもショックだった。なぜそんな言い方をするのか? 次男は遠いところから、家族みんなで来てくれたのに。会が終わってから、もう一度長男と話をしたけれど、どこまでいっても平行線のまま。そのくせ、法要後の弁当と粗供養品はしっかり持って帰った。ちなみに、御仏前はいただいていない。

後日、友だちに話したら「そんな息子はダメだ。特に50歳くらいになると尖るよね。何もわかってないのに! どこの家も一緒だよ」と慰められた。私の実家では、祖母が毎日のように仏壇の前でお経を読んでいたし、嫁ぎ先にも仏壇があったので、お参りは当たり前。

ところが人によっては、ふるさとから遠く離れて暮らし、たまに法要で帰ってきても、お客様のような態度で過ごす。それどころか煩わしくさえ思う人もいるようだ。大変なのは法要を行う側なのだけれど。

後日、10歳下の従妹に会ってその話をしたら、娘のパートナーである男性の話をしてくれた。彼はお墓参りをしたことがなく、さらには生家のお墓の場所さえ知らないという。さすがに従妹もそれには驚いたようだが、昨今は結婚してもお互いの実家へ行くことはあまりないのだと教えてくれた。

私も、墓じまい、仏壇じまいについては知っているが、どこか他人事のように思っていたのだ。実家からお墓も遠くないし、長男が近くにいるから安心していたが……この先どうなるのか想像できなくなってきた。

長男にはせめて、家の宗派などある程度のことは知っておいてほしい。子孫を守ってくれるご先祖様なのだから。あまり蔑ろにはしないでください……そんなことを願う私は、うっとうしい存在なのでしょうか。

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