Image: Sony Pictures Releasing UK / YouTube

組み立てたレゴのセットというものは、たとえばリビングから子供部屋まで運ぶだけでも崩してしまうこともあります。そんなレゴセットが“ほぼ”宇宙まで飛んで帰ってきたというから驚きです。しかもギネス世界記録付きで。

宇宙へ飛ぶ『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のレゴセット

今回打ち上げられたのは、まさに宇宙をテーマとした映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のレゴセット。

これをSent In Spaceという企業が、高高度気球を使ったプラットフォームに固定し、上空へと送り出しました。機体にはカメラも搭載されており、その旅の様子も公開されています。

ライアン・ゴズリングが演じた主人公のライランド・グレースと相棒の異星人ロッキーとともに、レゴの宇宙船が地球を背景に飛ぶ姿は、感動すら覚えます。

この挑戦で浮かぶ疑問

このレゴセットが最終的に到達した高度は11万4790フィート(約3万4988m)。約35km上空まで上昇し、そのまま8時間以上空中に留まったのち、地上へ帰還したといいます。これにより、「レゴセットの最高高度打ち上げおよび回収記録」としてギネス世界記録に認定されました。

数字だけ見てもかなりの偉業ですし、動画もとても美しいですが、このニュースにはひとつ気になる点があります。ギネス記録が「打ち上げと回収」である以上、回収されたセットは無事だったのか、ということ。

冒頭にも述べましたが、レゴはちょっと動かしただけでパーツが外れたり、セットが崩れたりすることもある繊細なものです。『スター・ウォーズ』シリーズに登場するミレニアム・ファルコンのような宇宙船のセットも正直普通に壊れます。数十センチ落としただけでも危ういのに、約35km上空からの帰還に耐えられたのかは気になるところです。

気球がありますし、瞬間接着剤の類も使ったことでしょう。それでも宇宙船はもちろん、ライランド・グレースやロッキーが無事で済んだとは考えづらいのが正直なところ。

たとえ着地で壊れたとしても「回収」もできたわけですし、この挑戦のすごさは変わりません。ただ、もし完璧な状態で着地していたなら、さらなる伝説になっていたはずです。

なお、この挑戦の詳細はギネス世界記録の公式サイトでも紹介されています。映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は現在も劇場公開中です。

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