STU48への思いを語った石田千穂(撮影・堀内翔)

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 STU48の石田千穂(24)が3rd写真集「天職」(集英社)を先月発売し、5月31日に東京・Kanadevia Hallで卒業コンサートを開催する。1期生としてグループを引っ張り、センターも3度経験した中心メンバーとして、約9年間のアイドル人生のラストスパートへの思い、そして卒業後も継続する芸能活動の展望を明かした。

 一歩を踏み出す決断をした。デビューから9年でグループの卒業を発表。「やり残したことはない。今はもうやりきったと思えたから。自分にもいつかはその時が来ると思って活動してきた。今がその時」。悔いなく旅立ちを決めた。

 3度もセンターを務めるなどSTU48にとっては欠かせない存在だからこそ、使命感を持って活動してきた。「7周年の時に同期の1期生が一気に卒業した。正直、その時に自分も卒業がよぎった。でも、自分は可能な限りまだまだグループのために活動しないといけないと自然と思った。それはある意味でSTU48というグループが残りたいと思わせてくれていたんだと思う」

 9年間の中ではデビューから3年目の“これから浮上”するというところでコロナ禍に阻まれたことも経験。「今でも本当に悔しかった」と振り返り、「活動が止まったことは仕方がないこと。でも一つ一つの握手会やファンの方の前でできるライブがどれほど大切で当たり前のことじゃないかと痛感した」と“会いに行けるアイドル”という原点を再確認できた。

 1期生も石田を含めて5人。後輩メンバーが中心となるグループに世代は変わっていく。「私は9年間でいろんなことを経験して自信がついて顔つきから変わったと言われる。だから、みんなにもいろんな経験をしてほしい。それが自信になり、グループが伸びることにつながる」。さらなる浮上へ後輩たちに期待を込めた。

 今月30日にKanadevia Hallで9周年コンサートを行い、翌31日に自身の卒業コンサートを開催する。「10周年に向けてさらに盛り上げていかなければいけない。STU48は楽曲が本当にいい。その強みを武器にファンではない方にも届けていってほしい」。9周年コンサートで存在感を見せ、弾みをつけていく。

 石田は卒業後も芸能活動を続ける。「分野は一つには絞らないつもりです。お芝居も興味あるし、雑誌のお仕事、グラビアなどいろんなことに挑戦する」と展望を明かした。その上で「海外でもお仕事をしてみたい」と野望を掲げた。

 同じ事務所の先輩で韓国でも活動経験があり、俳優としても活躍する矢吹奈子とも親交がある。石田は「いろんな経験を教えてもらいたい」と語り、「不安はあるけどいろんな方から勉強して思いきってやっていきたい」と意気込んだ。

 特に俳優活動は軸となっていく。「まだ学生役をやってみたい。高校は通信制だったので、純粋に学生へ憧れがあります。まだ見た目は大丈夫ですよね?(笑)」と熱望。その上で「素直なタレントになりたい。アイドルの9年で学んだことや、いろんな感情を知ることができた。これを忘れないように次の人生も歩みます」と芸能人生の第2幕を見つめた。

 ◆石田千穂(いしだ・ちほ)2002年3月17日生まれ、広島県出身。17年、STU48の1期生として活動開始。デビューシングルから全シングルで選抜入りし、センターを3回務めた。24年2月公開の映画「コーヒーはホワイトで」ではメインキャストの1人を演じた。今年1〜2月に上演されたミュージカル「『コードギアス 反逆のルルーシュ 正道に准ずる騎士』2」にも出演。身長157センチ。血液型O。