計量で井岡一翔(右)と視線を合わせる井上拓真(カメラ・宮崎 亮太)

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◇プロボクシング▽WBC世界バンタム級(53・5キロ)12回戦 王者・井上拓真―挑戦者・井岡一翔(5月2日・東京ドーム)

 前日計量が東京・後楽園ホールで行われ、初防衛戦に臨むWBC世界バンタム級チャンピオンの井上拓真(30)=大橋=は、リミットから100グラム軽い53・4キロで一発クリア。淡々とした表情としっかりとした足取りで、順調な仕上がりをうかがわせた。ファンを入れた公開計量では「たくま〜」と声が飛び、観客席にかぶっていた帽子を投げ入れ会場を沸かせた。

 相手は日本男子初の5階級制覇を狙うWBC世界同級4位・井岡一翔(37)=志成=。ミニマム級からスーパーフライ級までの4階級で世界王座を獲得し、拓真自身も「レジェンド」と評する実力者だ。互いに高度な技術を持ち合うテクニシャン同士が拳を交える。拓真は前日の会見で「自分自身もすごくワクワクする。試合は始めてみないとどういう展開になるか分からない」と闘志を高めていた。

 昨年11月、那須川天心(帝拳)とのWBC世界バンタム級王座決定戦に勝利して王座返り咲きに成功。天心は、11日にフアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)とWBC世界バンタム級挑戦者決定戦を制しており、この大一番に勝てば因縁の再戦が実現する。戦績は、拓真が21勝(5KO)2敗、井岡は32勝(17KO)4敗1分け。日本人初となる井岡戦勝利に挑む。