今冬にフランクフルトに加入した小杉。(C)Getty Images

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 今冬にスウェーデンのユールゴーデンからドイツの強豪フランクフルトに移籍した20歳のDF小杉啓太が苦しんでいる。いまだにデビューを果たせず、1試合もプレーしていないのだ。

 今年2月就任したアルベルト・リエラ監督の信頼も掴めず、最近ではベンチ入りもできなくなった。先日は、5部リーグを戦うU-21チームでのプレーを余儀なくされている。

 フランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』は、「リエラ監督はコスギを信頼していない。この有望なDFを完全に見放してしまった」と困惑気味に報じた。

 この一報を受けて、サッカー専門誌『FourFourTwo』の韓国版は「『ラミネ・ヤマルと同レベル!』日本の期待の逸材が大屈辱。20歳の超逸材はヨーロッパ5大リーグで出場機会ゼロ」と見出しを打ち、次のように伝えた。

「かつて日本史上最高の逸材と称されたコスギは、ドイツの舞台で屈辱的な状況に陥っている。数百万ユーロの移籍金でブンデスリーガ入りを果たしたにもかかわらず、現実は5部リーグで低迷している」

「2006年生まれのコスギは、日本の次世代を担う左サイドバックとして期待されていた。2024年と2025年のシーズンにはスウェーデンリーグでレギュラーとして活躍し、各年代の代表チームでも主力選手として活躍した」
 
 記事は「昨シーズン開幕前、日本のメディアは国際スポーツ研究センター(CIES)の統計を引用し、コスギを高く評価した。当時、の出場時間はヨーロッパの10代選手の中で5位にランクインし、バルセロナのスター選手、ラミネ・ヤマルやパウ・クバルシに匹敵するレベルだった。『ビッグクラブへの移籍は時間の問題だ』という予想に後押しされ、日本国内の期待は最高潮に達していた」と綴り、こう続けた。

「そして昨年12月、コスギは約600万ユーロの移籍金でドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトに加入した。しかし、華々しい移籍とは裏腹に、現実は厳しいものだった。リエラ監督は3月から小杉をトップチームのメンバーから完全に外した。その結果、小杉は先週末、フランクフルトで公式戦デビューを果たしたが、舞台はブンデスリーガではなく5部リーグだった」

 そして、「欧州トップ5リーグに果敢に挑戦した彼は、今や監督の構想から完全に姿を消し、今シーズン終了までにブンデスリーガの舞台に立てるかどうかさえ不透明になっている」と締め括った。

 とはいえ、まだ20歳。挑戦は始まったばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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