〈大谷翔平・一問一答〉今季2勝目をあげ防御率もリーグトップに 1歳になる娘の成長には「ただただ可愛いです」

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大谷翔平 PHOTO:Getty Images

<4月15日(日本時間16日) ロサンゼルス・ドジャース対ニューヨーク・メッツ@ドジャー・スタジアム>

ドジャースの大谷翔平投手(31)が、本拠地で行われたメッツ戦に二刀流ではなく投手専任で今季3度目の先発登板、6回95球を投げ2安打1失点、10奪三振、2四球の快投で2勝目を挙げた。

この日で規定投球回数に到達し防御率は0.50となり、リーグトップに浮上。ドジャースはメッツをスイープ(3連勝)した。

背番号「42」が、マウンドで躍動した。この日は、黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの功績を称え、選手全員が「42」を背負ってプレーする記念の1日。

もちろん大谷も「42」で出場したが、メジャー9年目でこの「4・15」に先発するのは初めてのこと。エンゼルス時代の18年に登板予定だったが、敵地カンザスシティーが氷点下に下がる極寒で、試合が中止となり実現しなかった。

初回、先頭の好打者リンドアを157.7キロの速球で空振り三振に仕留めるとエンジン全開。左打者にはカーブ、右打者にはスイーパーを有効に使い、1,2回を三者凡退とする好スタートを切った。

キム・ヘソンの2ランで2-0となった3回、8番メレンデスに初安打となる左中間二塁打を許したが、最後は再びリンドアから160.3キロの速球で空振り三振を奪い、ピンチを切り抜けた。

5回、1死一・二塁から、またもメレンデスに二塁打を浴びて1点を失うと、ギアをもう一段アップさせる。なおも1死二・三塁の窮地を161.4キロの速球で9番ファムを空振り三振、リンドアはこの日最速161.6キロで左飛に打ち取り、しのぎ切った。

6回は圧巻の3者連続三振。勝利投手の権利を持って、この回でマウンドを降りた。

一昨日の試合で右肩甲骨付近に四球を受けての先発マウンド。ロバーツ監督は試合前、「もし死球を受けていなければ、彼は今日DHとして出場していました。まだ少し痛みは残っています。

この1試合に関しては、肩と背中の状態を管理するために、これが最も理にかなっていると考えたのです」と"二刀流"を回避した理由を説明した。

大谷が、登板する試合で打席に立たないのは、ドジャース移籍後は初めてで、エンゼルス時代の21年5月28日のアスレチックス戦以来1783日ぶりのことだ。

一方、この"投手専任"が副産物も生んだ。大谷の代わりに「DH」で7番に入ったラッシングが自身初のダメ押し満塁弾を放てば、大谷の定位置「1番」に入ったタッカーにも一発が飛び出した。

「(打席に立たないことで)エネルギーをすべて初回に向けられたことがすごくプラスに働きました。これまでの登板はところどころ自分と戦っているように見える場面もありましたが、今日は本当に素晴らしかったですね」とロバーツ監督。

さらに「5回は少しバタついたところもありましたがけど、必要な時にギアを上げられていました。とても良かった。(今日)彼を投球に専念させたことは、良い判断でしたね」と続け、目を細めた。

これで大谷は、防御率0.50でリーグトップにも浮上。目標とするサイ・ヤング賞は、もはや夢ではなくなってきた。

また大谷は昨年8月27日のレッズ戦の4回から連続イニング自責点ゼロを継続していたが、この日4回まで自責ゼロを続けて32回2/3に記録を伸ばし、これまで2013年岩隈久志(マリナーズ)と22年大谷自身が記録した31回2/3を上回る日本人記録を達成した。

一方、打者として前日まで継続していた「48試合連続出塁」については、この日打席に立っていないため、記録は継続される。

大谷翔平投手 一問一答>

ーー今日、監督から「投手のみの出場」と言われた時の反応は?

少し驚きはしました。ただ、チームとしても良い戦略ではないかと思いました。

もちろん、死球を受けて「ピッチングの方に専念してほしい」と言われていたので、まずはそこに集中しようと思っていました。

ーー二刀流ではなく、投手のみとして試合に臨むのは、肉体的にどのような違いがありますか?

投手のみの出場というのは、イニングの間が少し長く感じるので変な感じはしましたが、それでもしっかりと集中できていたので良かったと思います。

ーーイニングの合間の待ち時間に体を冷やさないために、何か特別なことをしましたか?

いつもより打者に対する対策を立てる時間は多かったので、そういう意味では有意義な時間が多かったと感じています。

ーー今日のストレートは非常に勢いがあるように見えました。その要因は何だと思いますか?

1点取られた後は少し力を入れましたが、全体的にはリラックスして投げられたので、そこは前回より進歩した部分かなと思います。

ーー最速のストレートは失点した直後に出ていました。ピンチの時のために力を温存しておくようなことを意識しているのでしょうか?

シーズンを通して投げる中で、100球全てを全力で投げるわけにはいかないので、ある程度スコアを見ながら投げる必要はあります。

ただ、あそこは2・3塁だったので、一本出れば逆転される場面でしたし、しっかりと全力で抑えにいく場面だったと思っています。

ーー前回の登板後、少し疲労を感じていると話していました。ドジャースの起用法やスケジュールは、その疲労を解消するのに役立っていると感じますか?

今日はピッチングのみにして、休養が入りましたが、コロラドでの4連戦の前ということもありますし、全体的に疲労を溜めないプランというのはチームとしても大事だと思います。

そこを理解しつつ集中できれば、1年間みんなが健康で頑張れるのではないかと考えています。

ーー今日は納得したとのことですが、もし監督が今後もこのような形を取り入れたいと考えた場合、それを受け入れますか?

皆さんも見た通り、チームにはもう一人、素晴らしいDH(ラッシング)がいるので、彼に任せたいなと思っています。

ーーアウトサイドへの変化量が多いですが、あの軌道に至った発想や、何を求めてあの変化に辿り着いたのか教えてください。

スプリットでの負担をまず減らしたいという思いがありました。低回転で落としていく、引っ掛けるようなスプリットは、長期的に見ると負担が大きかったりします。

どちらかというとシンカー寄りというか、シームオリエンテッドで落としていくイメージの方が、全体的な疲労管理としては有効なのかなと思っています。

――ワンシーム気味ですか?

グリップ的にはツーシームの延長線上のような感じで、由伸もどちらかと言えばそういう感覚です。

先発でやっていくなら、そっちの方が効率的なのかなと今は思っています。

ーーまだ序盤ですが、今日で規定投球回数に達しました。週1回のペースで投げる上で、やはり「6イニング」というのが一つの目安になりますか?

6試合に1回投げるなら、1試合6イニング投げるのが最低限、先発として大事なことだと思っています。

今日はもう少し......途中までなら7回くらいまで行けそうな感じもありましたが、三振が多かった分、もう1イニング投げきれなかったのかなとは思います。

それでも、6イニングというのは一つの目安です。

ーー今シーズン、かなり遠投をされていますが、これは1年間戦うために必要な調整なのでしょうか?

投げ方を整えていく中で、やる時もあれば、やらない時もあります。

自分が必要だと思った時に取り入れるようにしています。

ーー試合の話ではありませんが、まもなく娘さんが生まれて1年になると思います。娘さんの成長を通して、生活や野球への取り組みにどのような影響がありますか?

うーん、難しいですね(笑)。ただただ可愛いです。

シーズン中は遠征に出れば何週間も会えないこともありますし、成長するスピードがとても早いので、近くで見たいなと思う反面、なかなか居られないもどかしさはあります。

ただ、フィールドと家庭は別で考えているので、家に帰ればリラックスしたいですし、そこは切り離してやっています。

ーー周囲から「丸くなった」という声も聞かれますが、価値観や性格が変わった実感はありますか?

僕がですか? 僕はもともと丸いですよ。

ーー変わっていないと(笑)。

そうですね。これ以上丸くなるところはないかなと思います。

ーー娘さんは、打席に立つ大谷選手をパパだと認識していますか?

どうなんですかね、半々くらいじゃないでしょうか。

お茶のパッケージを見て「パパ」と言う時もありますし、分かっているのか分かっていないのか、ちょっと分からないですね。

テレ東リアライブ編集部

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