佐々木朗希に与えられた「猶予は長くない」 スネル復帰の5月下旬がリミットか 米記者が見解「選択肢は豊富にある」

写真拡大

制球難が続く佐々木は本来の姿を取り戻せるか(C)Getty Images

 若き右腕はドジャースの先発ローテーションを支える存在となれるのか。

 現地時間4月5日、ナショナルズ戦で佐々木朗希が先発登板し、5回を投げ被安打5、失点6という内容だった。チームは中盤まで5点差をつけられながらも、そこから追い上げ8-6で逆転勝利を収めている。

【動画】制球力が「壊滅」とも…佐々木朗希の最新投球シーン

 佐々木はこの日、今季初登板で4回を投げた3月31日のガーディアンズ戦よりも1イニング長くマウンドに登った。要所で不運な当たりもあったとはいえ、4回までに6失点、四球も3つを記録するなど安定感を欠く内容に。それでも試合後、デーブ・ロバーツ監督は佐々木について、前回よりも長く投げた点を評価するコメントも残している。

 その一方で、米誌『Sports Illustrated』のマット・レヴィン記者は同サイト上において、佐々木に対し先発ローテーション投手として「疑問符がついている」などと訴えている。

 ドジャース先発陣では開幕から山本由伸大谷翔平、タイラー・グラスノーが期待通りの投球を繰り広げている中で、ローテーションの後ろを担う佐々木、そしてエメット・シーハンのパフォーマンスが十分ではないとして、2人に向け「先発として長いイニングを投げ切れていない」と厳しい意見を投げかけている。

 両投手とも、内容が安定しないことで試合中盤での降板が続いており、「この状況が変わらなければ、ブルペンへの負担が増してしまう」とレヴィン氏は主張。その上で、「もっとも、仮に変更が必要となった場合でも、ドジャースには選択肢が豊富にある」として、他の先発候補も揃っていると評している。

 さらに、「4、5回で先発がマウンドを降りる形では、長いシーズンを戦い抜くことはできない」と説くとともに、現在はコンディションの調整中であるブレーク・スネルが5月下旬での復帰になる見通しであるとして、それまではシーハンと佐々木に「もう少しチャンスが与えられることになる」と予想。だがレヴィン氏は、「ただし、ワールドシリーズ制覇を目標とするチームにおいて、許される猶予は決して長くはないはずだ」との見解も示している。

 ロバーツ監督の佐々木への言動などを見る限り、ここまでの起用法は成長を促すための対応であるとも捉えられる。ドジャースの3連覇へ向け、先発陣の強化、底上げを図るためには、やはり背番号11が確固たる戦力として定着することが不可欠だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]