高木美帆 今後は「真っ白な画用紙が広がっている」興味あるものは脳と体の関係、人の健康寿命
夏冬通じ日本女子最多の五輪10個のメダルを獲得したスピードスケートの高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が6日、都内で引退会見を行った。現役引退後に興味のあるものとして「脳と体の関係」と「人の健康寿命」の2つを挙げた。
白のスーツ姿で登壇し「寂しい気持ちや穴が開くことを感じていない。それは、これからの人生にも今まで経験してきたスピードスケートの時間がなくなることはないとどこかで感じられているかと思っている」と率直な思いを語った。
現役最後のレースを終えて1カ月。「しんみりした時間を過ごしたことはないが、靴に足を入れたあの瞬間を味わうことがないとふとした時に思うと、本当に現役引退したんだなと実感がわく時がある」と振り返った。
引退理由については「パッションが少しずつなくなっていると感じていた」と吐露。「本気になれていないわけではなく、自分の向き合い方が、アスリートでなく人生の一部になっていると感じた。ここまで引っ張り上げてくれたアスリートの時間が減っているなら退くタイミングとすんなり受け入れた。憧れたアスリート像を4年間全うするのは難しい。決断したより、受け入れたという感じ」と説明した。
今後については「全く未定なところはある」ときっぱり。 また、「私の目の前には真っ白な画用紙が広がっている。今はそれを眺めながら、ゆっくりする時間を過ごしたい」とも話した。
その上で興味があるものについて問われると「大きく2つある。自分の考え方、集中力に興味を持った時期があった。興味を持った時に脳と体の関係が面白いと思った。脳と言うと医学的な話にいく。そこまでバリバリの学力がある感じではない。その手前の、どういうつながりがあるかしか深められていない。ずっと興味もっていたので、知見を広げ、深めていけたら」と話した。
また「それに付随して、運動が脳に与える影響も結果が出ていると興味を持った時に知った。親世代の健康にも興味、関心を持つようになった。ざっくり人の健康寿命や思考に関することや、そのノウハウを深め、広げる活動ができたら面白いのかなというテンションで考えています」
