中華獅子舞の演舞競う世界大会 横浜で5日、国内初開催 中華街からも2チーム参加 芸術性と躍動感が観客魅了

中華獅子舞の演舞を競う世界大会が5日、国内で初めて、横浜BUNTAI(横浜市中区)で開かれる。八つの国・地域から強豪が集結し、横浜中華街からも華僑・華人学校の卒業生による2チームが参加。100年をかけ培われた芸術性と、2人の力で宙を舞う躍動感が観客を魅了する。
「10年越しの念願だった」。出場11チームの一つ、「横浜中華学院校友会」のコーチ河西航さん(35)は熱っぽく語る。アジア各地の獅子舞の隆盛を目の当たりにし、日本開催実現のため奔走した。
中華獅子舞は吉祥の象徴とされ、獅子頭をまとった2人組が銅鑼(どら)、太鼓、シンバルの伴奏で演技する。大会は演技の表現を評価する「伝統」と、林立する高さ2メートル前後の鉄柱33本の上で跳躍する「高椿(ポール)」の2部門がある。
河西さんは日本にルーツがあるが、「獅子舞をやりたい」と同学院(同区)に入り、小学生の頃から鍛錬を続けた。特に心血を注いだのがポール部門だ。
「80針を縫う大けがをしたこともある」と河西さんは明かす。鉄柱頂部にある直径30センチの円盤状の足場を踏み外し、すねに深い切り傷を負ったのだ。それでも怖さより上達の意欲が勝り、再び舞台に立った。
