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 ◇パ・リーグ オリックス6―0楽天(2026年3月28日 京セラドーム)

 タフネス右腕が、京セラドームのマウンドに仁王立ちした。オリックス・九里が二塁すら踏ませず、4安打完封勝利。前日27日の開幕戦ではエース・宮城が2回途中8失点KO。10失点零敗を喫した前夜の悪夢を即座に払拭した。

 「(若月)健矢がいろんなボールを使ってリードしてくれたおかげ。完封は自分一人ではできないし、野手の皆さんに感謝したい」

 スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球で、相手打線を手玉に取った。「三振を取る投手ではない。たまたま」。そう謙遜したが、毎回の自己最多12奪三振。移籍1年目の昨季から京セラドームでは同一リーグ相手には無敗、昨季7月29日西武戦の6回から37回2/3連続無失点を誇る。最後の1球となった132球目で4番・マッカスカーのバットをへし折るなど球威は衰えなかった。

 モチベーションとなっていた開幕投手こそ逃したが、開幕前に岸田監督と2人で会話を交わし、気持ちを切り替えた。「言われたところで結果を残すだけ。意地でもマウンドを降りない姿を1年間見せ続けていきたい」。決意の通りに8回を終えて116球でもマウンドは譲らなかった。「鉄腕アレンですから。亜蓮さまさま。嫌な空気をバチッと止めてくれた」。試合後の指揮官の賛辞が、背番号22の頼もしさを物語っていた。 (阪井 日向)

 ○…九里(オ)の完封は昨季最終登板の9月29日楽天戦(京セラドーム)移籍初完封からシーズンまたぎの2試合連続、通算8度目。12奪三振は自己最多で、2桁奪三振での完投自体が初めて。

 ○…昨季のオリックス移籍以降、本拠の京セラドームでは14試合で9勝1敗、防御率0・97。対パ球団に限れば12試合で8勝0敗、防御率0・91と相性が良く、現在は25年7月29日西武戦6回から37回2/3連続で無失点を継続中だ。