松たか子が『ブラッサム』で朝ドラ初出演、主人公を支える秘書役。加賀まりこは1980年代の主人公役
NHKは3月19日、2026年秋放送予定の連続テレビ小説『ブラッサム』(石橋静河主演)の新たな出演者を発表した。
公私に渡り、主人公で作家の葉野珠を支え続けた、秘書・藤川優子役に松たか子さん。松さんは連続テレビ小説初出演。1980年代の珠を演じるのは加賀まりこさん。
連続テレビ小説115作目となる『ブラッサム』は、大正から平成まで激動の時代を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代(1897〜1996)をモデルとした作家・葉野珠の物語。
出演にあたり、松さんと加賀さんがコメントを発表した。
寄り添って
■松たか子さんコメント
「朝ドラ」に初めて出演させていただきます。様々なご縁が重なって、『ブラッサム』の一員になれますこと、大変光栄に思っております。
静河ちゃん、そして加賀さんを見つめていけることが楽しみでなりません。出来の悪い秘書かもしれませんが、珠さんの人生への憧れを胸に秘めて、寄り添っていきたいと思います。
■加賀まりこさんコメント
「珠という名の女(ひと)」
26年前の朝ドラ『私の青空』で私はヒロインの母親で、珠ちゃんと呼ばれる役だった。
今回も「葉野珠」である。56歳で演じた珠ちゃんは、大間のまぐろ漁師のおかみさんで、肝っ玉母さん。ダンナ様に一途に惚れている女。大好きな役だった。
未だに役名を覚えているのだから、手応えがあったのでしょうねェ!!
葉野珠さんも、個性の強い女(ひと)だけど、私のプランはちょいと抜けた85歳で、スキップなんかを突然しちゃうような、チャーミングな珠さんにしたいと願っています。
珠という名に守ってもらいながら!

加賀まりこさん(『ブラッサム』/(c)NHK)
勇気をもらった
加賀まりこさんと松たかこさんの出演決定を受け、主演の石橋静河さんと制作統括の村山峻平さんがコメントを発表した。
■石橋静河さんコメント
珠ちゃんの人生のゴールにお二人が立っていると思うと、山あり谷ありの珠ちゃんの人生も恐れず思いっきり突っ走ることができそうです。
実際ゴールが見えないと、この道であっているのかしらと不安になるものですが、未来の自分がニコニコとこちらを見守っている想像ができれば、それは大きな力となって前を向けるのでは、とお二人のお名前を聞いて、私自身とても勇気をもらいました。
成功も失敗も、すべてに大花丸をつけてもらうような、そんな清々しい気持ちで大先輩方の登場を大喜びしています。
■制作統括の村山峻平さんがコメント
幸せを運ぶ “花咲かおばあちゃん”のように生きたいと願い、80 歳をこえても現役で、ものを書き続ける作家・葉野珠役に加賀まりこさん。そんな珠の暮らしに寄り添う秘書の藤川優子役に松たか子さん。
今回は、物語全体を包み込む二人の出演者を発表しました。
主演の石橋静河さん演じる葉野珠は荒波に揉(も)まれながらも、前に進んでいきます。前に進んだ先の微かな光を感じられる存在として、自然体で佇(たたず)みながらもブレない二人の姿は、ドラマを見てくださる人をきっと豊かな気持ちにさせてくれると思います。
『ブラッサム』にご参加いただけること大変うれしく、チームとしてあらためて身の引き締まる思いです。どうぞ、ご期待ください。
物語は…
明治三十年(1897年)、主人公・葉野珠(はの・たま)は山口県の岩国に生まれました。
実母は珠が2歳の時に亡くなり、父と後妻である継母によって育てられました。女学校を卒業後、代用教員として働き始めますが解雇され、故郷の岩国を追われることになります。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から、作家の道を切り開きます。
しかし、世の中は価値観が大きく揺れ動く時代。
大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産そして借金…と、珠は、さまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合います。そうした中で、小説家として花を咲かせるのです。
時には敵を作り誤解され、傷つけ傷つきながらも、自由を求めて生きることに正直であり続けた珠は、小説に思いを忍ばせることで、読む人に「幸せ」を運んでいくのです。
