Photo: 長谷川賢人

あの「黒い箱」が、白い! しかも背面まで。

CP+ 2026」の東洋リビングブースで、思わず二度見してしまいました。防湿保管庫(防湿庫)のパイオニアがブース前面に押し出したのは、それはそれは真っ白な新登場の3機種でした。

Photo: 長谷川賢人

カメラやレンズ遊びを趣味にしていると、いずれ湿気対策とは向き合わなくてはなりません。湿度が高い環境に長期間置いておくと、内部にカビが発生し、性能が著しく低下してしまいます。このカビは厄介で、修理専門店に依頼しても完全に除去できないケースも多いのです。

特に日本のように湿度が高い地域では、機材と長く付き合いたいなら「必需品」と言ってもいいかもしれません(ご意見は様々あれど…)。

で、そんな必需品と言っていいアイテムなのに、なぜか、なーぜーか、各社から発売されている防湿庫って黒ばっかりじゃないですか?

家電量販店やカメラ屋さんに並んでいるのを見ても、黒い箱がずらり。あるいは、コンパクトサイズのものなら「Re:CLEAN」が発売していたりもするのですが……(僕が見落としていたらすみません)。

それなりに大きさもありますし、カメラが趣味の人ならすぐ手の届く場所に置いておきたいもの。その割には選択肢が全然ないな、と常々思っていました。

防湿庫のパイオニアが動いた

Photo: 長谷川賢人

防湿庫のカテゴリーで、長年にわたってパイオニアとして製品を展開してきたのが東洋リビングです。

同社は1974年に電子ドライユニットの開発に成功したメーカー。半世紀以上にわたってカテゴリーを開拓し続けてきた、れっきとした老舗です。光触媒機構を組み込むことで、除湿とクリーン作用の相乗効果による高品質・長寿命が同社のセールスポイント。電子ドライユニットは今も自社の日本工場で製造されているのも信頼感の証。

ちなみに、開発のきっかけはお寿司屋さんから「海苔が湿気てしまう」と相談を受け、冷蔵庫開発の経験を持つ創業者が作り出したっていうヒストリー好きです。寿司からカメラにつながる面白さがいい。

閑話休題。そんな東洋リビングが、CP+ 2026でホワイトカラーの新シリーズを発表しました。

Photo: 長谷川賢人

ラインナップは容量違いの3機種でED-55CAP(w)、ED-80CAP(w)、ED-120CAP(w)です。

実物を見て気づいたのは、背面まで白く仕上げられているという点です。

防湿庫は壁にぴったりと寄せて設置するケースが多いので、背面のデザインはほとんど考慮されません。ところがこのシリーズは、壁から離してインテリアの一部として見せる置き方も想定しているように思える仕上がりでした。

Photo: 長谷川賢人

改めて検索してみると、東洋リビングから「ED-120CA2(W)」といったホワイトシリーズも一部発売されていましたが、今回の機種とはトップテーブルあたりの仕様が違いそう。展示されていた機種は装飾のないきれいな箱という印象で、より馴染みやすいのではないでしょうか。

カメラ機材を「収納するもの」ではなく「飾るもの」として捉えたい方にとっては、防湿庫の置き場を見直せるいい機会かも。

発売は2025年5月頃を予定しているとのことで、記事執筆時点(2026年2月)では公式サイトへの掲載はまだありませんでした。

白い防湿庫がスタジオや書斎にずらっと並ぶ光景……結構いい感じだと思うんですよね!

Source: 東洋リビング

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