木原が2人分の荷物を積み込み…祝・金メダル!本誌が見ていた”最強”りくりゅうペアのツーショット姿

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「私がお姉さんでした」

りくりゅうペアが歴史的快挙だ。

ミラノ・コルティナ冬季五輪で、2月16日(現地時間、以下同)、フィギュアスケート ペア・フリーが行われ、三浦璃来(24)と木原龍一(33)の「りくりゅう」ペアが金メダルを獲得した。

2月6日から9日にかけて行われた団体戦では、ショートプログラムで1位を獲得。フリーでは今季世界最高得点を叩き出し、日本に銀メダルをもたらした。その流れのまま、金メダル最有力候補として臨んだが、15日に行われたショートプログラムのリフトでまさかのミス。5位スタートとなった。

「演技直後、木原はガックリと肩を落とし、なかなか顔を上げられないほどのショックを受けているようでした。それでも、三浦は木原の肩に手を添えて声をかけ、励ましているように見えました。年齢は木原が9歳年上ですが、このシーンに見られる関係性こそが、昨年からの2人の強さを物語っていると思いましたね」(スポーツ紙記者)

そして、フリーでは、前日にミスをしたリフトをすべて完璧に決め、歴代世界最高得点を叩き出した。トップとの6.90点差をひっくり返し、“五輪史上最大”の大逆転で見事、金メダルを獲得した。

表彰後のインタビューで、三浦は、

「昨日のミスからここまで立て直すことができて、本当に今までやってきた私たちの強さというものを出せて、そこが本当に一番嬉しいです」

と、喜びを口にし、半べそ状態の木原を見ながら、

「ずっと龍一くんが泣いてるんですよ。いつもずっと引っ張ってくれる龍一くんが。だから今回は、私がお姉さんでした」

と、笑顔を見せた。それに対し、木原は、

「4年前(’22年の北京オリンピック)とは立場が逆で。4年前は僕が引っ張れって感じだったんですけど、今回は、ずっと助けてもらって。昨日、終わった時点で、本当に全部終わっちゃったなって思ってたんですけど、やっぱり、璃来が力強く引っ張ってくれたんで、なんとか戻ってくることもできましたし、うん、ほんと、諦めないことが本当によかったかなと思います」

と、喜びを噛み締めた。

FRIDAYデジタルは、そんな2人の関係性をうかがわせる姿を昨年4月に目撃していた。それは、昨シーズン最終戦「世界フィギュアスケート国別対抗戦」でのシーンだった。

最終日、エキシビションが行われ、その大トリでりくりゅうペアが登場。観衆を大いに沸かせた後、会場の外で出待ちしていたファンの前に2人が姿を見せたのだ。

「すごく良いバランス」

木原は上下ジャージ姿。両手両脇に大きな荷物を抱え、その横には大きなスーツケースがあった。一方の三浦は大きなサングラスをかけ、全身黒でキメたファッショナブルなスタイルで、実にセレブっぽい。移動のためのバスに木原が2人の荷物を積み込む姿は“女性タレントをサポートする男性マネージャー”のようだった。

’24年4月の『web Sportiva』(’24年4月19日配信)のインタビュー記事で、木原は、

〈最初は僕のほうがリーダーシップをとっていて、まあ今もあるんですけど、最近は僕が尻に敷かれてきたなって。立場がだんだん弱くなってきているなと感じています(笑)〉

と、話していたが、まさにその瞬間を垣間見ることができた。

2人の強さについて、プロスケーターで解説者の無良崇人氏は、

「全体としての完成度の高さが他のペアに比べて圧倒的でした。技術点という部分では、ショート1位だったドイツのペアと比べても10点以上の差をつけるほど。僕の中で本当に史上最高の演技でした。ある意味、ショートで納得のいく演技ができなかった分、かえってそのことが、気持ちを新たに入れてフリーに臨むきっかけになったのかなと思いました」

と、称賛した。2人のパーソナルな部分については、次のように話す。

「団体戦前にも龍一が『みんなでぶっちぎっていこう。絶対に挑戦できる、俺たち』といったコメントをしているところを見ても、基本は龍一が引っ張っていると思います。でも、今回みたいに、逆にここという場面で璃来ちゃんが引っ張っていったり。場面場面で、お互い支え合いながら、すごく良いバランスの取れたペアだなと今回改めて感じました」

史上最強ペアの快進撃は、まだ始まったばかりだ。