セックス依存で経験人数は500人…女性マンガ家が双極性障害を経て“精神的に安定”するまで。「周囲と同じように生きられない」壮絶な半生
そう語るのは、波乱万丈な人生を題材にしたエッセイマンガで注目を集める朝日奈愛コ(あさひな あいこ)さん。彼女のマンガには、「周囲と同じように生きられない」女性の辛い実体験が赤裸々に描かれています。
醜形恐怖や自己肯定感の低さ、妊娠・中絶経験や、双極性障害での閉鎖病棟への入院。そして、「オフパコで出会った」という12歳年下の男性との結婚。波乱万丈な朝日奈さんの人生について聞きました。
――朝日奈さんは小さい頃からマンガ家になりたかったんですか?
朝日奈愛コ(以下、朝日奈):私は生まれつき重度のアトピー性皮膚炎で。肌は真っ赤だし、ずっと身体を掻いているし。
肌が化膿して、下着に貼り付いちゃうこともありました。そんな点が変に思われてしまって、小学校のときにイジメられたんです。
でも、私は友達がほしくて、クラスの人気者が主役のマンガを描いたんですよ。それがウケて、面白い奴としてクラスに居場所ができたんです。
――絵の才能があったんですね。
朝日奈:母親が昔の少女マンガ風のイラストをよく描いていて、それを見て「自分も描きたい!」とマネしていました。
◆母親の反対を押し切りマンガの専門学校へ
――ご両親はどんな方ですか?
朝日奈:とにかく「普通でいてほしい」って親でしたね。将来は公務員、結婚して子どもを作って……みたいな。とくに母親はすごく過保護で、型にはめようとするタイプ。
私は好き勝手やりたいタイプなので……仲は悪くないですが、性格的に合わなかったです。
――そんなご両親が、よくマンガ家を許してくれましたね。
朝日奈:許してはいないです(笑)。私、高校は進学校でしたが、在学中に「私はマンガ家になる!」って、マンガばかり描いていました。おかげで小さな賞ですけど受賞できたんですが、代わりに勉強は全然。
それで先生が「どこでもいいから進学してくれ!」って、見つけてきたのがマンガの専門学校だったんですよ。親は最後までイヤがっていましたけど。
◆醜形恐怖症の反動
――専門学校に進んでからは、マンガ家への道を一直線に。
朝日奈:……それもですけど、同時にヤリまくりの生活にも突入しました(笑)。学生ですから、飲み会が頻繁にありますよね。で、飲み会に行ったら毎回ヤル、みたいな。
――なぜそんな性生活を?
朝日奈:もともとアトピーがひどかったのもあって、醜形恐怖症だったんですよ。「私はなんて醜いんだ」「こんな私を好きになる人はいない」って、自己肯定感も低かったです。
でも「身体を許せば男の人は私を見てくれる」と気付いて、その感覚にハマってしまったんですね。
――自分が女として認められる感覚ですか。
朝日奈:はい。私にとって「女として認められる」=「人間として認められる」だったんです。それがあって、次から次に、みたいな。
――そもそも、セックス自体は好きなんですか?
朝日奈:正直、好きかと言われると…? 気持ち良いのはたしかだし、相手から「うまい」とは言われますが、それはただ経験数が多いだけで。
◆経験人数は500人以上
――結局、現在までに何人と経験したんですかね?
朝日奈:今まで全部だと、500人はいっているかも。でもちゃんと数えていないので、神様に「実は1,000人だよ」って言われても驚かないです(笑)。それくらい中毒的だったと思います。
――3桁いくだけでも相当ですけどね(笑)。専門学校を卒業した後の進路は?
朝日奈:1年くらいフリーターをしながらマンガを描いて。
応募した出版社からある日突然、私のマンガが掲載された雑誌が送られてきたんです(笑)。たぶん代原(雑誌に掲載予定のマンガが間に合わないときに、代わりに掲載するマンガ。代理原稿)なんですけど、それがデビューですね。

