築古物件で「トイレの壁紙」を変えて大正解。低予算で印象が変わるプチリフォームのコツ
家全体のリフォームはムリだけれど、ちょっとだけ変えたい。そんな人にこそおすすめなのが、“壁だけ”のプチリフォーム。とくにキッチンやトイレなど、毎日使う場所をほんの一面変えるだけで、空間も気分も大きく変わります。ESSEフレンズエディターで住宅デザイナーの御園生梓さんが、築年数が経った家でも低予算で叶う、お気に入りの空間づくりのヒントを紹介します。

トイレの壁紙をはり替えてお気に入りの空間に

住宅デザインのお仕事での事例をご紹介します。トイレや洗面室などの“狭い空間”は、壁紙リフォームに最適な場所。広範囲ではないため、クロスのはり替えも費用を抑えて施工可能です。
実際、トイレの壁をアクセントクロスに変えるだけで空間が明るくなり、来客時にも自信をもって案内できるように。築年数が経っていても、お気に入りの空間ができます。
費用の目安は5万円程度から。築年数が経った家でも、気軽に始められる「壁だけリフォーム」で、毎日の暮らしが少し誇らしくなるはずです。
キッチン腰壁をタイルに変えてみたら…

キッチンの腰壁は、思っている以上に目に入りやすい場所。
わが家ではダイニングテーブルがすぐ近くにあり、子どもたちが飲み物をこぼしてシミになったり、テーブルが当たっていた部分が黒ずんできたりと、クロスの汚れが目立ち、生活感がにじみ出てしまっていました。

そこで築6年目のタイミングで、腰壁だけをタイルにはり替えるリフォームを実施。費用は施工費込みで当時約8万円ほど。選んだのは表面に凹凸加工のあるホワイトタイルです。ヘリンボーン柄になるように施工してもらいました。
おしゃれなだけでなく、水ハネや汚れに強く、お手入れもラクなのが大きな魅力です。
伝言メモを一時的にはっても気にならず、実用性もばっちり。タイルに替えただけで空間に「質感」と「立体感」が生まれ、キッチン全体がぐっとグレードアップしたように感じられます。
プチリフォームで“自分だけのこだわり場所”ができる
コロナ禍を経て、テレワークや趣味の作業など、自分時間を自宅で過ごす方が増えた今、“こもれる場所”の環境を整えたいもの。壁紙一面を落ち着いたカラーやテクスチャのあるものに変えるだけで、そこは自分だけの“こだわり空間”になります。
たとえばデスクの背面に深いネイビーをはれば、集中力が上がる静かな空間に。トイレのような短時間しか使わない場所も、遊び心のある壁紙を選べばリフレッシュ効果が大きくなります。小さな面積でも、満足感は驚くほど大きいのです。
家全体を一気に変えるのはハードルが高いけれど、「ここだけならできるかも」と思えるのが“壁だけ”プチリフォームの魅力。
築年数に関係なく、ほんの少し手を加えるだけで、住まいへの愛着がぐっと深まります。
今日見慣れた壁が、明日には“お気に入りの景色”になるかもしれません。
自分だけの「こだわり空間」づくり、始めてみませんか?
