2025年のマーケティングおよびメディア業界は、急速な技術進化と市場構造の変化が重なり、これまで当たり前とされてきた前提が揺らぎ始めた1年だった。とりわけAIの進化は、ツールの域を越え、マーケティングにおける生産性と創造性の前提を書き換えつつある。加えて、検索、ソーシャル、コマース、生成AIといった接点が絡み合い、顧客体験の「入り口」そのものも分散・再編されはじめた。Digiday Japan恒例の年末年始企画「IN/OUT 2026」では、当メディアとゆかりの深いブランド・パブリッシャーのエグゼクティブたちにアンケートを実施。2025年をどのように総括し、そして2026年に向けてどのような挑戦とビジョンを描いているのか。その声を紹介する。プレジデント社で、メディア戦略本部事業推進部プロデューサーを務める岸本圭介氏の回答は以下のとおりだ。

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――2025年のもっとも大きなトピック・成果は何ですか。

11月末、「プレジデントオンライン」において、新たに有料プランの提供を開始しました。有料プランにご登録いただくと、雑誌『プレジデント』のバックナンバーから最新号までが読み放題になるという特典もあります。サービスとしても、組織としても、雑誌とWebの(見えない)壁がありましたが、ひとつのブランドとしてコンテンツを提供することができるようになりました。

――2026年に向けて見えてきた課題は何ですか。

「プレジデントオンライン」は、ビジネスリーダーや次世代のリーダーをめざす方々に向けて情報を提供してきました。多くの読者にご利用いただくなかで、提供するコンテンツの専門性や価値をさらに高めていくため、読者の学習意欲や知的好奇心に、より一層応えるプロダクトの必要性を認識しています。

――2026年にチャレンジしたいことを教えてください。

読者が時間的制約のなかでも効率的に、かつ深くビジネスの知見を得られるよう、厳選した特典とコンテンツを集約する必要があると考えています。「唯一無二のコンテンツの力で人々の毎日を楽しくする」をパーパスに、読者に信頼され、支持されるコンテンツを提供していきたいです。