スカパーJSATホールディングスは2025年12月8日、100%子会社のスカパーJSAT株式会社が、次世代通信衛星「JSAT-31」「JSAT-32」の打ち上げサービスについて、アメリカ企業SpaceX(スペースX)をパートナーに選定し、契約を締結したと発表しました。すでに打ち上げ契約が結ばれている「Superbird-9」とあわせて、次世代衛星3機を2027年から順次打ち上げる計画です。


発表によると、「JSAT-31」と「Superbird-9」はフルデジタルの通信ペイロードを搭載した「フレキシブル衛星」と位置づけられており、打ち上げ後も軌道上で通信エリアや伝送容量を柔軟に変更できる設計になっています。日本を含むアジア太平洋地域を対象に、15年以上にわたって大容量かつ柔軟性の高い衛星通信サービスを提供する計画です。


いっぽう、JSAT-32はKaバンドの通信容量を大幅に増強する役割を担います。現在スカパーJSATが保有する17機の静止軌道衛星で提供してきた通信容量を、3機の次世代衛星の導入によっておおむね倍増させることが可能になるとしています。これにより、航空機内インターネット接続や安全保障分野など、拡大するモビリティ向け需要に対して、マルチバンドでより効率的な通信サービスを提供していく方針です。


各衛星の主な特徴

【▲ 通信衛星「JSAT-31」のイメージ図(Credit: Thales Alenia Space, E.Briot/スカパーJSAT)】
【▲ 通信衛星「JSAT-32」のイメージ図(Credit: Thales Alenia Space, E.Briot/スカパーJSAT)】
【▲ 通信衛星「Superbird-9」のイメージ図(Credit: AIRBUS/スカパーJSAT)】
【▲ 「JSAT-31」「JSAT-32」「Superbird-9」の概要。 スカパーJSATのプレスリリースより引用(Credit: スカパーJSAT)】

 


編集/sorae編集部


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