「7月14日」。今日は何の日でしょう?答えは「フランス革命記念日/パリ祭」!

「フランス革命」の流れ

7月14日は「フランス革命記念日」です。正確には「フランス革命」の発端となったバスチーユ襲撃(1789年)の日です。

「フランス革命」とは、絶対王政末期の失政に抗議する市民や一部貴族によって起こされた市民革命を指します。王政に反対する政治犯が収容されていた「バスチーユ牢獄」を、圧政の象徴として1789年7月14日に市民が襲撃し、奪取したことから始まります。

1年後の1790年7月14日には、バスチーユ監獄の解体が完了し、バスチーユ奪取1周年の連盟祭が開かれ、立憲君主制のつかの間の成功を祝いました。

「フランス革命」は、ナポレオンが1799年11月9日に起こした「ブリュメール18日のクーデタ」によって新たな政治体制が確立され、終結したとされています。

「自由・平等・博愛」をスローガンに貧困にあえぐ市民たちが立ち上がり、封建的な体制を崩し、資本主義の発展とブルジョア(市民階級)憲法の確立を成し遂げた典型的なブルジョア革命です。

フランス・パリの記念碑 エトワール凱旋門(Photo by Adobe Stock)

「フランス革命」終結から約80年かかった「国祭日」の制定

しかし、「フランス革命」終結後も1880年まで、7月14日は「国祭日」(フランス革命日)と正式には定められていませんでした。1879年に共和主義者が政治などの全機関を掌握し、1880年に「国祭日」に制定されました。

「国祭日」の制定には、1830年に起きた7月革命の日付や普通選挙、奴隷制廃止の日付などさまざまな案がありましたが、国王の専断に対する民衆の勝利として象徴的であるバスチーユ襲撃の日付が採用されました。

最初の「国祭日」となった1880年7月14日の夜には、宴会や舞踏会が開かれ、最後にはたいまつ行列や花火も行われて、華々しくお祝いされました。

今でもパリ最大のお祭りの日として、あらゆる場所でフランス国旗が掲げられ、様々なイベントが行われています。シャンゼリゼ通りでは軍事パレードが行われたり、エッフェル塔周辺をはじめとして、フランス全土で花火大会が行われたりと、国中がお祝いムード一色に染まります。

7月14日は、フランス全土で花火などがあがり、盛り上がる(Photo by Adobe Stock)

ルネ・クレール監督の映画『巴里祭』 日本で知られるきっかけ

日本では、1933年公開のルネ・クレール監督の映画『Quatorze Juillet』(7月14日)が『巴里祭』と訳されてから広く知られるようになりました。

また、「フランス革命」を題材に描かれた「ベルサイユのばら」(作・池田理代子)は、宝塚歌劇団の最大のヒット作でもあり、ご存じの人も多いかもしれません。

ちなみに……筆者の宝塚歌劇団の舞台初体験は小学校6年生のときで、演目は「ベルサイユのばら」でした。

歴史上、時代の大きな節目には必ずと言っていいほど、「革命」や「戦争」が起こっています。現在も世界の数カ所で人の命を奪う「戦争」が進行しています。

その反面で、人々が手を取り合って協力し合おうという動きがあることも事実。

世界中の全ての人が安心して暮らせる平和が、一日も早く訪れることを願ってやみません。