そして「『両足でチケッティング』の撮影に行く日、仁川(インチョン)空港でそれとなくジングに話しかけました。このような映画があるけれど、ちょっと急いでいるって。12日後、ニュージーランドから戻る日にジングに『もう決めてもらいたい』と言いました。ジングが『僕は入隊しなければならないし……』と言うから、「監督がお前のことをすごく待っている。決定してほしい』と言って、そのようにして韓国で『出演する』というメッセージをもらいました。最後の最後になってやっと出演が決まったのです」とヨ・ジングのキャスティングに関するビハインドストーリーを明かした。

続いて「実存の人物は体が大きくないので、どうやって飛行機を乗っ取ったのだろうかと思いました。だから監督も、制作会社もヨンデ役を演じる人物を長い間探していましたし、最後まで決められなかったんです。そんな時にジングに会いました。特に『1987、ある闘いの真実』でパク・ジョンチョルを演じたヨ・ジングの眼差しを忘れられなかったので、僕はジングの“ヨンデ”に一票を投じました」と愛情を示した。

昨年公開された映画が大ヒットにはつながらなかったことに対してハ・ジョンウは「新型コロナウイルスの流行後、パラダイムがだいぶ変わって、その変化の速度も速いです」とし「その速度についていけるかと言われると、そうではないようです。『中堅俳優として何をすればいいだろうか』と考えても、これというものがありません」と打ち明けた。

ただ「今までやってきた通り、慣性通りに生きるよりも、覚めた心、覚めた考えで一生懸命に生きていかなければならないとしか思っていません」と話した彼は「昔なら7月末、8月初旬が最もホットな時期なのに、最近は繁忙期、閑散期もないようです。この流れも過ぎてみるとわかりそうです。与えられたことに最善を尽くすこと、世の中のことにもっと興味を持つべきだと思います」という考えを伝えた。

「既視感、慣れ親しんだイメージから脱皮するのも宿題」と話したハ・ジョンウは、「フィルモグラフィが重なっていくと、今まで見せたイメージから脱皮して、より良い姿を見せなければなりません。それが一生の課題です」と話しながら、「80歳を過ぎたロバート・デ・ニーロのような俳優も、同じ悩みを持っています。彼が書いた本を読むと、繰り返されるキャラクターの問題で常に悩み、乗り越えようと努力した部分が出てきます。僕もそれが今後乗り越えなければならない課題だと思います」とつけ加えた。

この日のインタビューを通じて、伯父さんになった感想も明かしたハ・ジョンウ。彼の弟で、ワークハウスカンパニーの代表であるチャ・ヒョヌと女優のファン・ボラは2022年に結婚し、最近第1子となる男の子が誕生した。「伯父さんになった感想はどうか」という質問にハ・ジョンウは「とても不思議です。僕も結婚して子供がほしいと思いました。50歳になる前にはしないといけません。あと4年ほど残っています」と伝えた。